久慈大橋の架替 主要事業 245号日立港北拡幅を推進(県高萩工事)

[2021/11/18 茨城版]
 県高萩工事事務所(佐竹義人所長)はこのほど、本年度の主要事業をまとめた。道路事業では、国道245号日立港北拡幅や久慈川大橋架け替え4車線化、高萩塙線バイパスなどを推進する。河川・海岸事業では、茂宮川や十王川での河道掘削工事、五浦海岸や神岡上海岸での侵食対策や老朽化対策工事を行う。このほか、十王ダムで施設の更新・改良工事などを盛り込んだ。

 幹線道路整備のうち、日立いわき線砂沢バイパスでは、日立市砂沢町から十王町友部区間でバイパス整備を行っている。これは慢性的な渋滞解消や、現道の車道と歩道が狭く屈曲しており、交通に支障をきたしていることから、課題解決に向けて実施する。

 本年度は道路改良舗装工事を行っている。全体計画は延長2600m、幅員15m(2車線、両側歩道3.5m)、総事業費は39億円と試算している。

 国道245号日立港区北拡幅では、日立市久慈町から水木町区間で4車線化を進めている。同線は、物流や観光など、地域の産業振興を支えるほか、緊急輸送道路に指定されている路線となる。4車線化を進め、慢性的な渋滞緩和や茨城港日立港区へのアクセス向上を図る。

 本年度は擁壁工事を行っている。全体計画は延長1880m、幅員25m(4車線、両側歩道3.5m)、総事業費は40億円となる。

 国道245号久慈大橋では、橋梁の架け替えと4車線化を行う。この橋梁は久慈川に架かる延長368mの長大橋で、茨城港常陸那珂港区と日立港区を結ぶ重要な橋梁となる。今回は、老朽化した橋梁を架け替え、4車線化することで渋滞緩和やアクセス向上を図る。

 本年度は地質調査や用地測量を実施。全体計画は延長1000m、幅員22m(4車線、両側歩道3.5m)、総事業費は100億円となる。

 都市計画道路鮎川停車場線では、日立市鮎川町から国分町区間で整備を行う。この事業では、慢性化した渋滞緩和や災害時における緊急輸送道路の機能強化、国道6号日立バイパスとの接続による新たな交通ネットワークの形成を図る。

 本年度は道路改良舗装工事と流末排水整備工事を進めている。全体計画は延長850m、幅員25m(4車線、両側歩道3.5m)、総事業費は95億円と試算している。

 十王北通り線では、日立市十王町友部から十王町伊師本郷区間で整備を行う。この事業では、JR常磐線によって東西に分断された旧十王町を結ぶとともに、日立いわき線山部交差点から住宅・工業団地を経由し、国道6号伊師南交差点を結ぶことで、県北地域における東西方向の連携強化を図る。

 本年度は道路改良舗装工事と階段工事を実施。全体計画は延長1199m(うち跨線橋165m)、幅員16m(2車線、両側歩道3.5m)、総事業費は44億円となる。

 高萩塙線では、高萩市下手綱から北茨城市中郷町区間で整備を進めている。同線は高萩市と北茨城市の連携を強化し、並行する国道6号の渋滞緩和を図る幹線道路。また、国道6号が津波で浸水した際の代替道路としての機能も発揮できるよう整備を行っている。

 本年度は道路改良舗装工事を実施。全体計画は延長3650m、幅員13m(2車線、両側歩道2.5m)、総事業は60億円。これまでに南側740mを供用しており、現在は残る区間の整備を進めている。

 都市計画道路安良川赤浜線では、安良川地内で整備を進めている。交通渋滞の緩和や通過交通の流入抑制を図るよう整備を進め、安全で円滑な交通を確保する。

 本年度は用地買収と橋梁下部工事を行っている。全体計画は延長860m、幅員16m(2車線、両側歩道3.5m)、総事業費は18億円と試算している。

 河川改修のうち、茂宮川では浸水被害対策として河川改修を進めている。これまでに築堤や河道幅の拡幅などを実施。本年度は河道掘削工事に取り組んでいる。全体計画は延長3200mで、総事業費は83.5億円となる。

 十王川では、津波遡上対策を進めている。その際には、海岸と一体となった防御対策として、粘り強い構造による堤防のかさ上げなどを行う。本年度には河道掘削工事を進めている。全体計画は延長5280mで、総事業費は53億円と試算している。

 海岸事業では、五浦海岸の侵食対策を行う。同海岸は東日本大震災で崖地の崩落が発生したほか、近年では自然の風雨や波浪による浸食が侵食している。そこで、消波工を設置することで、海岸の侵食を防ぐ。本年度は消波工事を実施。全体計画は延長900m、総事業費は5億円となる。

 ダム堰堤改良事業では、十王ダムで施設の更新を行う。同ダムは管理開始から27年が経過し、老朽化が進み、故障が頻繁に発生している。そこで、大規模な施設改良を実施し、ダム機能の回復を図る。本年度はテレメータ設備更新と放流設備操作盤更新を行う。総事業費は8億円と試算している。

 高萩工事事務所の主要事業について、佐竹所長は「各事業の推進にあたっては、職員一人ひとりが危機管理意識やコスト意識を十分に念頭に置きながら、地域の安心・安全を支えるインフラ整備に取り組んでいく」とコメントしている。

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