国道6号の機能強化を 期成会が常陸河川に要望活動

[2021/11/23 茨城版]
 茨城県北国道6号整備促進期成会(会長・小川春樹日立市長)は19日、常陸河川国道事務所を訪れ、日下部隆昭部長に対して国道6号整備促進に関する要望を行った。要望書には県北振興に必要な道路整備促進として、▽国道6号勿来バイパスの早期完成▽国道6号大和田拡幅の早期完成▽国道6号日立バイパス(II期)の早期完成▽国道6号東海拡幅の早期完成▽国道6号桜川道路(仮称)の計画段階評価の早期着手▽国道6号東本町交差点の渋滞ボトルネック対策▽公共事業予算の確保──の7項目を盛り込んだ。今回の要望に対して、日下部所長は、国道6号の機能強化の重要性を認めたうえで、県北地域の全体像を捉えながら検討を進めていく考えを示した。

 この期成会は、日立市と常陸太田市、高萩市、北茨城市、東海村の県北臨海地域4市1村の首長や議会議長らで構成。県北振興を図るため、国道6号の整備促進の要望活動を展開している。当日は、小川会長と豊田稔北茨城市長、山田修東海村長、大部勝規高萩市長、古内宏常陸太田市建設部長らが常陸河川国道事務所を訪れて、日下部所長に対して要望活動を行った。

 今回の要望では、県北臨海地域の既成市街地を南北に連絡する幹線道路が唯一国道6号のみであるため、慢性的な渋滞や主要な交差点の混雑などが日常的に発生し、産業活動や市民生活などに大きな影響を及ぼしていることを指摘。さらに、ポストコロナ時代の「新たな日常」を実現するとともに、同地域の持続的な発展を支える広域的な交流の促進、産業の進行や防災のまちづくりを進めるうえで、国道6号のバイパス整備をはじめとする機能強化や都市間連絡道路の整備が急務だと説明した。

 このほか、気象災害が激甚化・頻発化している中で、緊急輸送道路としての国道6号の機能強化の必要性に触れ、4車線化やダブルネットワークの構築など、国土強靭化の取り組みが必要だと求めた。

 続けて、首長らが関係する要望項目について説明を行った。このうち、小川市長は大和田拡幅と日立バイパス(II期)、桜川道路の進捗状況に触れ、「南北に抜ける国道6号の機能強化は極めて重要な事業。引き続き早期完成に向けて予算の確保をお願いしたい」と述べた。

 豊田市長は勿来バイパスの早期完成を求めるとともに、バイパス完成後に北茨城市から日立市までの道路をどのように整備するかが課題だと指摘。今後も県北振興に向けて、関連市村と県、国が協力して国道6号の計画的な整備を進めることを求めた。

 大部市長は東本町交差点の渋滞ボトルネック対策に触れ、「陸橋の改良を実施しないと、根本的な解決にはならない。今後も要望活動を行い、渋滞緩和と地域の発展に繋げていきたい」と話した。

 山田村長は東海拡幅と水戸外環状道路が完成することで、県北全体の振興に寄与することを期待し、引き続きの予算確保と事業推進を求めた。

 これに対して、日下部所長は国道6号の整備の必要性を強く認識していると述べた。続けて、要望箇所の整備状況について説明。このうち、勿来バイパスでは用地買収を継続しながら改良工事を実施している段階にある。大和田拡幅と日立バイパス(II期)では、測量と設計、用地買収、文化財調査を継続して進めている。

 東海拡幅については、20年度から用地買収に着手となり、あわせて、設計も並行して実施。桜川道路では、都市計画決定に向けて関係者で準備を進めている段階にある。東本町交差点では、周辺の状況を踏まえて検討を行っているという。

 日下部所長は「今回の要望ではさまざまな意見をいただいた。県北地域の全体像を捉えながら、引き続き検討を行っていきたい」と話した。

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