ドッグランを新設 洞峰公園運営に長大グループ(県都市整備課)

[2021/11/30 茨城版]
 県都市整備課はこのほど、洞峰公園におけるパークPFI制度などを活用した整備運営事業者の公募について、候補者に長大を代表法人とする洞峰わくわく創造グループを選定した。同グループの提案では、洞峰公園内に新たにドッグランやグランピング、インクルーシブ遊具、バーベキューガーデンなどを整備していく。なお、同グループの指定管理は議会案件となり、議会の承認を得た後に基本協定を締結する。新規施設の建設については、22年4月以降を予定している。

 洞峰公園はつくば市二の宮地内に位置し、研究学園都市にふさわしい総合公園として、自然樹林や洞峰沼を活かしつつ、スポーツやさまざまなレクリエーション活動が楽しめるオープン施設として整備してある。20haの敷地内には屋内温水プールやテニスコート、体育館、多目的フィールド、野球場、新都市記念館、駐車場(北160台、南172台)などを配置する。

 今回の公募では、洞峰公園全域を公募設置管理制度と指定管理者制度を併用し、同一事業者に一括して管理運営を委託する。それにより、民間事業者の活力とアイディアの活用や、地域と連携することで洞峰公園を「研究学園都市にふさわしい総合公園として、自然樹林や洞峰沼を活かしつつ、スポーツやさまざまなレクリエーションが楽しめる拠点」とすることを目的とする。

 実施する事業としては、パークPFI制度を用いて、飲食・売店などの収益施設(公募対象公園施設)と、園路および広場などの公園施設(特定公園施設)の整備・運営を行うとともに、残る区域に指定管理者制度を導入し、維持管理と運営を委託する。事業期間は22年4月から42年3月末日までの20年間に設定。なお、この期間には設計と工事、事業終了前の公募対象公園施設の解体・現状復旧にかかる期間も含む。

 審査の結果、整備運営事業者の候補者として洞峰わくわく創造グループを選定。このグループは、長大を代表法人とし、TSP大洋と東京アスレティッククラブ、筑波都市整備で構成する。

 同グループの提案によると、事業コンセプトは「新たな洞峰公園ライフの創出-すべての公園利用者がわくわくできる公園づくり-」とし、▽豊かな自然や美しい景観など、洞峰公園らしさを大切にし、既存ユーザーにも愛され続ける公園づくり▽賑わい創出により、新たな利用者層を誘致できる公園づくり──を盛り込んだ。

 このうち、既存ユーザーに愛され続けるため、現在の公園の利用状況を最大限尊重し、「水と緑の広場」、「多目的フィールド」、「プロムナード」、「洞峰沼」といったエリアの維持管理を継続していくことを明記。その一方で、新規利用者層誘致に向け、ファミリー層など幅広い利用者層が利用したくなる公園に変化させる。さらに、SNS映えするスポットづくりやアウトドアブームに対応した公園づくりなど、新しい過ごし方を積極的に取り入れていく。

 具体的には、新規施設として、▽ドッグラン▽カフェ▽グランピング▽バーベキューガーデン▽トレーニングジム▽インクルーシブ遊具──の整備を予定する。また、テニスコートの増設や南側駐車場の拡張、スポーツ・カルチャー教室の拡充、レストランのリニューアルも行っていく。

 地域との連携については、地元に根差した事業運営を目指し、洞峰公園に隣接している飲食店とも連携する。さらに、運営スタッフの地元雇用、各種備品・消耗品の調達や食材などは地元購入を基本とし、公園の魅力づくりを行っていく。

 この同グループの提案について選定委員会からは、募集のコンセプトである「研究学園にふさわしい総合公園として、自然樹林や洞峰公園を活かしつつ、スポーツやさまざまなレクリエーションの活動が楽しめる拠点」にふさわしいと、評価されている。

 今後は議会での承認を受けた後、事業者に決定する。なお、12月の県補正では、洞峰公園の管理運営に係る協定について、22-31年度の債務負担行為に8億8000万円を設定している。

 事業者決定後は、12月下旬に基本協定、22年3月に実施協定を締結。4月1日から監理運営を開始する。新規施設の整備については4月以降に実施していく見通しだ。

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