道の駅で基本構想 菅谷西小体育館を大規模改造(那珂市補正案)

[2021/12/3 茨城版]
 那珂市は、第4回市議会定例会に12月補正予算案などの議案を提案している。このうち、一般会計には4億1227万円を追加し、総額を221億6610万円とした。主な補正には、複合型交流拠点施設「道の駅」の基本構想・基本計画策定業務委託料に限度額3459万円の債務負担行為を設定したほか、菅谷西小学校体育館と第一中学校武道場の大規模改造工事費に合計約2億円を計上して前倒しした。

 複合型交流拠点施設「道の駅」整備関連では、基本構想・基本計画策定業務委託料について、22年度までの債務負担行為に3459万円を設定した。発注方式についてはプロポーザルで実施することを予定。順調に行けば、2月から3月ごろにも告示する。その後、22年度までに基本構想と基本計画を策定し、基本設計に繋げていく。

 道の駅は那珂IC周辺地域の開発の一環として、整備を計画している。常磐自動車道の那珂ICは市の玄関口としての役割を果たしているが、開通後30年以上が経過。これまでに民間事業者や行政による周辺地域開発構想が何度か立ち上がったが、いまだに実現には至っていない。県による国道118号の4車線化や県植物園と県民の森のリニューアル事業などを受けて、同地域での交流人口の拡大が期待されることから、市では那珂ICを活用したまちづくりの方向性を探ることに着手した。

 開発予定地周辺は市街化調整区域・農振農用地であるため、土地収用法の事業認定による建設を検討する。道の駅の機能としては、地元農産物の販路拡大を目的とした農産物直売所をはじめ、市民交流や防災拠点などの機能を併せ持つ「複合型交流拠点施設」を想定。敷地面積は駐車場を含めて約4ha程度を見込み、高速バス乗り場の移設も検討する。今後は21-22年度の2カ年で基本構想・基本計画を策定。その後、22-23年度に基本・実施設計、23-24年度に本体・外構工事を実施して25年度ごろの供用開始を目指していく。

 菅谷西小学校では、体育館の老朽化に伴い大規模改造工事を実施する。事業費には工事費1億0839万円や施工監理委託料440万円などを盛り込んだ。建物は1982年に建設されたもので、RC造平屋一部2階建て、延べ1000平方mの規模。体育館の屋根や外壁などの改修のほか、照明のLED化などを実施する。工事は22年度に繰り越して行う予定で、5月から6月ごろの発注が見込まれている。なお、実施設計は根本建築設計事務所(水戸市)が担当した。

 第一中学校では、武道場の大規模改造工事を行う。事業費には工事費8000万円と施工監理委託料256万円などを計上。武道場は82年に建設され、建物の規模はS造平屋401平方m。実施設計はパル綜合設計(水戸市)で策定。工事は22年度に繰り越して実施する予定だ。

 このほか、茨城北農業共済事務組合の解散に伴う負担金を農業振興のために積み立てるほか、ふれあいセンターよしのの屋上防水修繕工事費や同センターよこぼりの空調設備改修工事費、瓜連認可こども園への補助金などを計上した。こども園では、菅谷地内の空家を大規模修繕して幼児5人程度を受け入れる家庭的保育園を開設する予定だ。

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