那珂IC周辺開発を 道路・河川整備で県に要望(那珂市)

[2021/12/18 茨城版]
 那珂市の先﨑光市長らはこのほど、県庁を訪れて、仙波義正土木部長に道路・河川整備を求める要望書を手渡した。要望では、▽国道の整備促進▽県道・歩道の整備促進▽(仮称)水戸・勝田環状道路の整備推進▽河川の整備促進▽市事業への交付金の予算確保▽市事業の積極的な参画──の6項目を盛り込んだ。具体的には国道118号や常陸那珂港山方線の整備促進や大井川の未改修部分の早期整備、那珂インターチェンジ周辺開発などを求めた。これに対して県は、まずは事業中の箇所から確実に進めていくと説明。那珂インターチェンジ周辺の整備についても、県で力になることがあれば検討していくとの考えを示した。

 今回の要望活動は、那珂市発展のために重要な社会基盤整備である道路や河川について、さらなる整備による機能向上が必要なっているため、早期整備に向けた財源の確保と事業促進を目的に実施している。当日は先﨑市長や遠藤実県議らが県庁を訪れて、仙波部長に対して要望活動を行った。

 要望にあたり、先﨑市長は「活力のあるまちにするためには、産業を興して、その利益を福祉・教育に充てる必要がある。産業を興すのに必要なものは、道路や橋などのインフラ。道路や河川の整備を着実に行い、物が流れ、人が行き交うまちをつくりたい」とあいさつした。

 今回の要望項目は6項目からなり、このうち、「国道の整備促進について」では、国道118号の那珂市地内の那珂大宮バイパスの4車線化の整備促進や必要財源の確保を要望。また「県道・歩道の整備促進について」は、県道5路線の整備促進および必要財源の確保を求めた。

 このうち、主要地方道常陸那珂港山方線(水戸外環状道路、茨城北部幹線道路)は国道6号から木島大橋南側間の整備促進を要望。主要地方道瓜連馬渡線(都市計画道路上菅谷・下菅谷線)は、菅谷地区の未改良区間(第3期分およびひばりが丘交差点付近)の整備促進を要望した。先﨑市長は菅谷地区に1万9000人が住んでおり、同線の整備が非常に重要で加速化させる必要があると説明。また、上菅谷・下菅谷線の中に五差路が存在し、交通量も多く非常に危険な場所になっており、課題解決に取り組む必要があるとした。

 県道静常陸大宮線は、下大賀地区のバイパス整備を要望。県道額田南郷田彦線も、国道6号と349号の間を走る抜け道的な道路で通学路として危険な状況にあることから、那珂市内(堤・杉・菅谷地区)のバイパス整備を要望した。常陸那珂港山方線の額田地区では、歩道整備事業のさらなる促進を要望した。

 「(仮称)水戸・勝田環状道路の整備推進について」は、都市計画道路菅谷飯田線の県道菅谷小原内水戸線から主要地方道那珂インター線間の県道昇格、および4車線整備を要望した。那珂インターチェンジ周辺開発に関連し、那珂インター線より西側は市の事業で整備する方針を示し、東側も4車線化の未整備区間について県道昇格と4車線整備を求めた。

 「河川の整備促進について」は、菅谷地区を流れる大井川が宅地化の進展によって大雨のたびに冠水し周辺の水田などに被害をもたらすことから、早戸川合流点-後台間の未改修部分の早期改修を要望した。先﨑市長は大井川について、近年の集中豪雨ですぐに溢れる状況あり、大変困っていると紹介。県に対して、地道に事業を進めていることに感謝の意を表するとともに、引き続きの整備促進を求めた。

 「市事業へ交付金の予算確保」は、都市計画道路事業として、下菅谷停車場外1路線と菅谷飯田線、菅谷市毛線(第4期)での防災・安全交付金事業での予算確保への配慮を求めた。

 「市事業への積極的な参画」として、那珂インターチェンジ周辺開発への県の参画を要望した。那珂インターチェンジ周辺については、国道118号の4車線化や、県民の森と県植物園のリニューアルが予定されており、発展の可能性を秘めた地域だと指摘。今後、那珂インターチェンジを利用し、県内外からの観光客などの増加も見込まれている。そこで、市では道の駅を中心としたまちづくりや、地域開発の検討を進めていることを紹介し、県に対して積極的な参画を求めた。

 遠藤県議は「那珂市は県北の玄関口であり、その性質を更に強固にするためには道路整備が必要であり、理解と指導をお願いしたい。また、インターチェンジ周辺開発も前向きに検討してほしい」などと述べた。

 これに対して、仙波部長は「たくさんの要望を頂いたが、まずは今動いている箇所から確実に進めていくことが大事だと考えている。那珂インター周辺の話もあったが、市の方で色々と考えていることがあるかと思う。県で力になれることがあれば、ぜひ、その検討する集まりの中で、協力していきたい」と語った。

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