東地区で学校統合 工団アクセス道路に工事費(稲敷市補正)

[2021/12/22 茨城版]
 稲敷市議会は17日、本年度の補正予算案などの議案を可決して閉会した。このうち、一般会計では第9号補正と、特別給付金関連で先行議決された第10号補正、同じく特別給付金関連で最終日に追加提案された第11号補正が諮られ、総額を241億7421万円とした。主なものでは、合併特例債対象事業費に5億1260万円を追加し、稲敷工業団地へのアクセス道路整備に向けた工事費を予算化した。また、東地区の小学校統合に向けて、基本構想・基本計画の策定へ委託料900万円を計上。基本構想・基本計画では、統合校の建設地や、スケジュールなどを決定していく。

 稲敷工業団地は、18年5月に県開発公社との土地売買予約契約を締結。圏央道稲敷ICに近い下君山・松山地区の32.1haを対象に、県開発公社による開発が進められている。今回の合併特例債対象事業では、稲敷工業団地へのアクセス道路となる市道江1-22号線を中心に道路改良工事費4億0660万円、県開発公社が行う工業団地内の道路整備費に工事負担金1億円などを予算化している。また、工事の一部には、市道江5129・5128号線の改良工事なども含まれている。

 教育費では、学校再編事業推進費として、東地区の小学校3校の統合に向けて基本構想・基本計画の策定委託料を予算化した。業務の発注方法を決定したあと、年度内には基本構想、来年度早期に基本計画をまとめ、地元の同意が得られれば基本設計にも着手したい意向だ。

 市内小学校の再編統合については、児童数の減少などを受け、10年3月に「学校再編整備実施計画」を策定し19年度までの計画期間で小学校の適正配置を進めてきた。これまでには、14年度に新利根地区の3校(根本小・柴崎小・太田小)を統合した新利根小学校、16年度には江戸崎地区の3校(江戸崎小・君賀小・鳩崎小)を統合した江戸崎小学校が開校し、本年4月には桜川地区の3校(阿波小・浮島小・古渡小)を統合した桜川小学校が開校した。

 今回対象となった東地区では、13年4月にあずま東小学校と新東小学校を統合してあずま東小学校が開校し、17年4月には同校にあずま南小学校が統合された。現在は、あずま東小学校(本年度児童数203人)、あずま西小学校(同115人)、あずま北小学校(同77人)の3校があり、いずれも各学年1クラスで運営されている。しかし、将来的には25年度にあずま北小学校の2年生と3年生が複式化される見通しとなっているため、教育環境改善へ施設を統合する。

 基本構想・基本計画では、統合校の建設地や、スケジュールなども決定する考え。統合校が完成するまでには少なくとも4年程度はかかるため、あずま北小学校の複式化には間に合わない見通しだという。今後、年明けごろの業務発注に向けて準備を進めるが、プロポーザルによる委託業者の選定も視野に入れている。

 このほかの補正では、新利根公民館の消防設備を改修するため、実施設計委託料68万円や施設工事費473万円、あずま生涯学習センターの補修工事費295万円などを計上した。

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