桜川消防署を改築 当初予算 ごみ処理改良が本格化(筑西広域事務組合)

[2022/4/12 茨城版]
 筑西広域市町村圏事務組合(管理者・須藤茂筑西市長)はこのほど、22年度当初予算の概要を明らかにした。一般会計は101億4414万円で、対前年度当初比で64.8%増となった。主な事業では、桜川消防署庁舎建設事業に3カ年で総額16億0700万円の継続費を設定したほか、本格化したごみ処理施設基幹的設備改良事業の工事費、消防本部の外壁改修費などを盛り込んだ。

 桜川消防署庁舎建設事業では、22-24年度の3カ年で総額16億0700万円の継続費を設定した。建設工事は秋に開かれる組合の定例議会への上程を目途に、7月から8月ごろの入札執行を予定する。運用開始は24年夏ごろになる見通しだ。

 この事業は桜川市西桜川地内にある桜川消防署を、桜川市鍬田地内の旧県西総合病院跡地に移転し、改築を行うもの。その際には、桜川市役所大和庁舎敷地内に立地する大和分署を統合し、桜川市の防災拠点として整備する。新庁舎は旧県西総合病院跡地約1万7000平方mのうち、約1万平方m程度の敷地に消防庁舎(車庫含む)のほか、訓練塔、倉庫などを建設していく。

 施設の規模は庁舎棟がRC造2階建て、延べ約2880平方m、車庫は8台収容可能、訓練塔は4階建て、延べ約300平方m程度とする。設計はandHAND建築設計事務所(つくば市)で策定した。

 ごみ処理施設基幹的設備改良事業は、施設の老朽化に伴い機能保全と延命化を図るために実施する。21年度は実施設計の策定や機器の製作、ストックヤードの建設工事を実施したが、22年度は本格的に設備改良工事に入る予定だ。工事はクボタ環境サービスが担当している。ごみ処理施設は03年に竣工したもので、重要設備の老朽化が進んでいるため、焼却施設(1~3号炉)の長寿命化工事を順次行っていく。施設は全連続燃焼ストーカ方式で、1日あたりの処理能力は24時間稼動で焼却施設が240t(80t×3炉)、灰溶融施設が31tの規模となる。

 消防運営事務費では改修工事費に2603万円を確保。これは筑西市直井に位置する消防本部の改修を行うもの。同施設では老朽化が進んでおり、これに対応するため、年次計画で改修を進めている。本年度は庁舎の南側外壁の改修工事や外部階段の塗装工事などを実施する。

 また、環境センターでは約5億円を投じて設備の更新工事を行うほか、きぬ聖苑ではトイレの洋式化を行うとともに、湯沸室の給湯設備の更新工事などを予定している。

 この組合は、結城市、筑西市、桜川市の3市で構成。プール・風呂・ジムがある「筑西遊湯館」や「県西総合公園」、ごみ処理施設やリサイクルプラザ、し尿処理施設を配置する「環境センター」、斎場・火葬場の「きぬ聖苑」、消防・救急を担う「広域消防」、「小児救急医療」、「病院群輪番制事業」、研修・訓練施設の「地域職業訓練センター」の運営・管理を行っている。

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