古河署移転で設計 事業概要 本部庁舎の消防設備更新(県警察本部)

[2022/4/16 茨城版]
 県警察本部の当初予算(警察費)は、対前年度当初比で2.9%減の623億1570万円となった。投資的経費には54億9700万円を確保。主な事業には、古河警察署の移転・改築に向けた基本設計料や太田警察署の移転・改築工事費、本部庁舎の消防設備更新工事費などを盛り込んだ。

 当初予算が前年度と比較して減少となったのは、職員給与費や退職手当などの人件費、自動車運転免許講習費のうち、高齢者講習委託料の減などが原因となる。また、予算の内訳は、職員給与費などの人件費が77.6%、次いで活動経費などの一般行政費の13.6%、交通安全施設整備費などの投資的経費の8.8%となっている。

 主な事業をみると、警察署等建設整備費に12億0690万円を予算化。新たに古河警察署の移転を進めるほか、昨年度に引き続き、太田警察署の移転・改築工事を実施していく。

 このうち、古河警察署の移転・改築では、基本設計委託料などに4700万円を確保。22-23年度の2カ年で基本・実施設計を策定し、24-26年度の3カ年で建設工事を実施する予定だ。

 この事業は古河市旭町に位置する既存施設の老朽化や狭あい化、拠点機能の強化などを理由に移転・改築を行うもの。建設場所には、古河駅東部土地区画整理事業地内の保留地143街区と145街区の一部約1.5haを候補地に選定した。今後、同事業組合と詳細を詰めていく予定だという。

 新施設の規模については、基本設計内で決定していく。ただし、既存施設の規模(RC造3階建て、建築面積約2047平方m)を超える予定だという。また、新施設の整備にあたり、既存機能に加えて、災害拠点としての機能も追加していく。具体的には、浸水対策や非常用発電設備などを想定している。

 なお、本年度に実施する基本設計の発注時期については現在、内部で検討を行っている段階にある。発注方式については、一般競争入札になる見込みが高いという。

 太田警察署の移転・改築には11億6000万円を計上した。この工事は既存施設の老朽化と敷地の狭あいを受けて、移転・改築を行うもの。建設場所は、常陸太田市東部土地区画整理事業地内の北側D街区にある敷地約8000平方mとする。庁舎の建設規模はRC一部S造3階建て、延べ2289平方m程度。本年度は昨年度に引き続き建設工事を進めていく。このうち、建築工事については岡部・梅原JVが担当している。

 警察施設改修費には10億6769万円を予算化した。この事業は長寿命化の観点を踏まえ、警察施設の計画的な改修を行う。本年度には本部庁舎の消防設備の更新工事を実施するほか、警察署外装改修・設備更新工事や、警察署非常用発電設備改修工事などを予定している。このうち、外装改修は下妻警察署、受変電設備は日立警察署で実施していく。

 交番・駐在所等建設整備費には4760万円を予算化。この事業は交番・駐在所の計画的な建て替えを行うもので、本年度は交番4所の設計を委託する。対象は、末広町交番(水戸市)と真鍋町交番(土浦市)、茎崎交番(つくば市)、大町交番(結城市)となっている。

 交通安全施設整備には24億2690万円を計上。この事業は交通事故を防止するとともに、交通事故死者数を減少させるために、重点的・効果的な整備を行う。本年度は信号機新設25基や、信号制御機更新327基、道路標識・標示の整備などを予定する。

 安全安心まちづくり推進事業では7383万円を予算化し、街頭防犯カメラの設置に対する支援やニセ電話詐欺などの検挙活動の強化を行う。このうち、街頭防犯カメラの設置の支援では、21年度から23年度までの3カ年で合計360台分の設置を補助する。補助額は2分の1とし、本年度は120台分の補助を行っていく。

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