南原平川戸線に工事費 蚕飼小は統合検討 普通建設費が41%増(下妻市新年度予算)

 下妻市(稲葉本治市長)は、第1回市議会定例会で23年度当初予算の議決を得た。一般会計は163億円で、前年度比10.3%増となった。このうち、普通建設事業費は、同40.8%増の26億9103万円。主な事業は、22年度から継続事業となっている東部中学校移転改築事業や合併市町村幹線道路緊急整備支援事業の南原平川戸線、市道207号線の整備事業費を盛り込んだ。新規事業では、蚕飼小学校の統合検討事業、運動公園ふれあいハウス改修事業、関東鉄道常総線のまくら木PC化支援事業などを計上する。

 東部中学校の移転改築事業は、22-23年度の2ヵ年で継続費22億9927万円が設定されている。工事施工は、建築工事を塚田建材・鈴木鉄工建設・下妻建設JV、電気設備工事を三光電工、機械設備工事をヤナシマ・サカエ設備JVがそれぞれ担当している。

 23年度事業では、校舎に設置する太陽光発電設備工事、校門や外灯、グランドフェンス、植栽などの外構工事のほか、付属建屋工事として部室や体育倉庫、駐輪場などの整備を実施する。開校は24年4月を目指す。

 東部中学校の施設は、昭和41-43年建築で市内の小・中学校で最も古く、建設から35年以上が経過している。耐震上の強度も十分ではないことから、市町村合併前の約束事として、財源に合併特例債を活用し整備する。

 移転場所は、現在地から約500m離れた県道谷和原下館線沿いの同市大串912、敷地面積は約5.5ha。改築規模は、校舎と体育館・武道場をコスト縮減を図るため、RC造2階建て、延べ面積7986平方mで合築する。

 新施設は、文部科学省が推進する環境を考慮した学校施設「エコスクール」のパイロットモデル校に認定されている。環境を考慮した施設として、太陽熱を利用した太陽光発電設備の屋上設置をはじめ、屋根を高く設置することによる自然採光や自然換気、雨水を貯水槽でろ過し、校庭などに放水する設備を採用することになっている。

 南原平川戸線は18年11月に、県から合併市町村幹線道路緊急整備支援事業の指定を受け、19年度から調査設計に着手した。総事業費は約34億円で、27年度の完成を目指す。22年度までに、大宝沼地区県営経営体育成基盤整備事業の創設換地1.9haを取得したほか、北川に架ける橋梁の整備を行っている。23年度は事業費2億6444万円を計上し、引き続き用地の取得を行うほか、延長510mで舗装改良工事を予定している。

 計画ルートは、大木地区の市道103号線から大宝地区の県道谷和原筑西線までの延長約2km、幅員16mとなる。関東鉄道常総線・大宝駅の北側に跨線橋、糸繰川に橋梁の新設が計画されている。市北部を東西に連絡する幹線道路の一部として、市北部工業団地と国道294号の連絡を強化する。

 市道207号線は、中郷地区の市道106号線から宇坪谷集落までの延長900mで現道拡幅が進められている。事業期間は、18年度から23年度までとなる。整備最終年度となる23年度は、延長140mで拡幅工事を進める。事業費は2780万円。

 学校施設の耐震化事業では、大宝小学校と豊加美小学校で耐震補強改修工事を実施する。大宝小は昭和53年建設の校舎棟(RC造3階建て、延べ2767平方m)、豊加美小は昭和54年建設の体育館(S造2階建て、延べ738平方m)が対象となる。いずれも21年度に行った耐震2次診断で、耐震性を表すIs値が大宝小が0.58、豊加美小が0.46と基準値を下回っていた。

 千代川運動公園ふれあいハウス改修事業では、事業費3183万円を計上し、老朽化による屋根葺き替えや外壁改修工事を実施する。同ハウスは、公園の事務所と研修室を兼ねた施設となっている。施設はS造一部木造2階建て、延べ約500平方m。研修室には多目的室や和室が設置されている。

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