里美統合小と金砂郷統合中 設計費を計上 補正予算案 放射性物質の仮置場設置(常陸太田市)

 常陸太田市(大久保太一市長)は、9月5日に開会する定例市議会に、24年度の補正予算案を提案する。一般会計では、24日に専決処分した第4号補正(1億1431万円を追加)の報告案と、本議会で可決を求める第5号補正(6億6325万円を追加)の2件が提出され、本年度の総額を248億0230万円とする。第4号補正では、全額を里川地区の放射性物質除染・仮置場設置に伴う設計・工事費に充てるほか、第5号補正では、旧里美地区の小学校と旧金砂郷地区の中学校統合に向けて、調査設計委託料などを予算化する計画だ。

 専決処分された第4号補正では、消防費に放射性物質除染・仮置場設置工事監理委託料で857万円、同工事費に1億0573万円を予算化した。旧里美地区のプラトーさとみで、除染工事と仮置場設置を行う。

 市の除染実施計画によると、市内で除染が必要となる毎時0.23μSvを超えているのは、旧里美地区にある里川町の山間地域で、平均空間線量率は毎時0.347μSvとなっている。同地域には、市が管理するプラトーさとみや県が管理する里美野外活動センターとハイキング道などがあり、市ではプラトーさとみの除染を担当する。

 除染工事の規模は約8.5万平方mで計画し、除染した表土や草葉などを埋め立てる仮置場は、隣接する国有林内に4000平方m規模で整備する。設計は、除染工事を大宮測研(常陸大宮市下村田)、仮置場をトビタ技研(常陸太田市久米町)がそれぞれまとめた。工事は、除染・仮置場設置工事の1件で9月ごろの発注を予定し、年度内の工事完了を目指す。

 小中学校の統合計画では、里美統合小学校設計業務委託料に2091万円、金砂郷統合中学校調査測量設計業務委託料に1427万円を予算化した。

 里美統合小学校は、旧里美地区にある小里小学校と賀美小学校を統合し、里美中学校の敷地内に計画するもの。補正予算案では、校舎棟の基本・実施設計委託料を予算化する。

 金砂郷統合中学校は、旧金砂郷地区にある北中学校と南中学校を統合するもので、南中学校の施設を改築し、統合新校として活用する。今回の補正では、測量と基本設計委託料のほかに、耐力度調査委託料として540万円を予算化。基本設計については、プロポーザルで委託業者を決定する考えだ。

 このほか災害復旧費では、峰山中学校のプール改築工事費に1714万円を予算化する。

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