雨水の設備工2件公告 水処理とポンプ 東松島渋抜地区(JS)

[2016/7/5 宮城版]
 日本下水道事業団(JS)は4日、東松島市流域関連公共下水道事業で、渋抜雨水ポンプ場復興水処理設備工事と、同ポンプ設備工事の一般競争入札(総合評価)2件を公告した。13日まで参加資格確認申請書、21~25日に入札書を受け付け、26日に開札する。2件とも施工場所は東松島市大曲字堰北地区で、工期が30年3月16日まで。

 水処理設備工事は、沈砂池設備3池やその他の付属設備を新設する。入札の参加資格は、東北地方か北海道、関東地方に事業所を置く水処理設備工事A等級の者、または東北地方に事業所を置く同B等級の者。許可業種は機械器具設置工事業と水道施設工事業を持つこと。

 ポンプ設備工事は、立軸斜流ポンプ4台や、その他の付属設備を設ける。入札の参加資格は、許可業種が機械器具設置工事業と水道施設工事業で、流体機械設備工事の資格認定を受けていることなど。所在地要件は特になし。

 渋抜地区は、自然排水を行っていたが、大震災による地盤沈下で浸水被害が予測されるため、全体計画水量が毎秒5.719立方mの雨水ポンプ場を新設することにした。同市との協定に基づき、JSが工事発注を担当する。

 JSは、ポンプ棟や吐出水槽、流入渠、放流渠などの設置工事を一括して4月に入札し、冨士工(東日本支店・仙台市青葉区)が12億8780万円で落札した。ポンプ場の実施設計業務は日水コン(本社・東京都新宿区)に委託した。

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