登米こども園整備 敷地4180平方m造成 運営法人が園舎建設(登米市)

[2016/11/23 宮城版]
 登米町内に民設民営の認定こども園を整備する登米市は22日、「仮称・登米認定こども園建設事業地造成工事」の制限付き一般競争入札を公告した。登米児童館南側の農地4180平方mを造成する。こども園は社会福祉法人の専称福祉会(登米市)が運営することになっており、同会は29年度に木造平屋977平方m程度の園舎建設を進める予定だ。

 造成工事の入札参加対象は、同市内に本社がある「土木一式工事AかB等級」の事業者。技術者の配置が必要。30日まで設計図書を縦覧した後、12月6、7日に電子入札システムで入札書を受け付ける。開札は同8日で、最低制限価格を設定する。

 待機児童の解消を図る市は本年度、登米町内と迫町内でのこども園整備を進めている。このうち登米町内での整備では、市が登米児童館南側となる登米町寺池目子待井393ほかの農地を取得し、造成して専称福祉会に引き渡す。

 工事概要は、敷地面積が4180平方mで、園舎を建設する用地部分の路床盛土が1095立方m。のり面149.5平方mを整形する。また、専称福祉会が将来的に駐車場を整備する用地は、500立方m分を盛土してのり面204.4平方mを整形する。用地の一部11.7平方mをアスファルト舗装する。工期は29年3月15日まで。

 同園は専称福祉会が運営する北上保育園と市立登米保育所を統合し、新しく民設民営の認定こども園として整備するもの。定員は140人(保育所130人+幼稚園10人)を想定。市が本年度末までに敷地を造成し、専称福祉会に土地を貸与する。

 同会は市の補助を受け、29年度に木造平屋977平方m程度の園舎建設を進める計画。30年4月の開園を目指す。市は29年度に建設費など1億9947万円を補助する考え。

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