設計・施工一括で発注 12月末にプロポ公告 事業費は約52億円 閖上東の区画整理(名取市)

[2016/12/6 宮城版]
 名取市は5日、閖上東地区で計画する土地区画整理事業について、設計・施工一括型で発注する方針だ。区画整理事業の施行面積は約41.2ha。一括型ではこのうち他事業範囲などを抜いた約25.3ha(図参照)を施工対象とする。事業費は約52億円を試算。月内にも事業者の選定に向けた公募型プロポーザルの手続きを開始する。区画整理の事業期間は8月2日~32年3月31日まで。

 事業名は、閖上東地区被災市街地復興土地区画整理事業。7月27日に事業計画の認可を取得し、8月2日に事業公告した。施行区域は、閖上2~7丁目。同地区は「地域産業の再生と新たな産業を誘致するゾーン」と位置付けられており、防災集団移転促進事業の移転元地や点在する民有地を整序し、地場水産加工業の再生や産業振興を目指し、市街地を整備する。

 設計・施工一括型での施行は、同地区で他事業の工事が輻輳(ふくそう)しており、円滑な施行手順と早期完了を目指すことから決めた。事業は土地区画整理、下水道、上水道で構成。土地区画整理では、実施設計やガレキ撤去、整地、道路・舗装、緑道整備などを担う。実施主体は、閖上西地区と同様に設計業務・測量業務・工事施工をそれぞれ担う企業でつくる連合体をイメージしている。

 今後のスケジュールは、月末にプロポを公告し、29年2月に選定員会を開いて優先交渉権者を選定し、3月中旬に基本協定を締結する。本契約は4月を見込む。

 同事業の基本設計業務は、パシフィックコンサルタンツ(東北支社・仙台市青葉区)が担当。履行期間は29年3月31日となっている。

 閖上東地区の土地区画整理事業区域内では、水産加工団地や東北地方整備局の河川防災ステーションの整備が進むほか、名取市の震災メモリアル公園、スポーツエリア、環境省のトレイルセンターの整備事業が計画されている。今回の設計・施工一括型工事では、メモリアル公園とトレイルセンターの敷地整地工も合わせて実施することになる。
20161206sen

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