幕張新都心 新駅の調査結果 概算事業費は180億円(千葉県企業土地管理局)

[2017/2/1 千葉版]
 千葉県企業土地管理局管理課は31日、幕張新都心拡大地区新駅設置に係る基本調査結果について概要を公表した。同駅設置調査会がJR東日本に依頼して行ったもので、概算事業費は約180億円(新駅約130億円、自由通路約50億円)となっている。今後は同調査会として、概算事業費の内容確認を行っていく。

 新駅設置に係る基本調査は、千葉市、習志野市、イオンモール、県企業庁(現在の企業土地管理局)の4者で設置した同駅設置調査会がJR東日本に依頼して、新駅および自由通路の整備計画を検討するため、28年5月~12月の期間で実施したもの。

 このほか28年1月~5月の測量・地質調査では、新駅計画に係る設計および施工上必要となる地盤情報の調査などを実施し、新駅設置には支障がない地盤であることが確認されている。

 なお、事業費の負担割合は、現時点で白紙の状況。調査会がJR京葉線海浜幕張駅と新習志野駅間における新駅の設置可能性及び設置による影響等の調査・研究を行うことを目的としていることから、事業費負担について協議することには馴染まず、事業費負担を協議する場については決まっていないとしている。

 基本調査結果の概要は次の通り。
〈新駅の概要〉
▽位置=千葉市美浜区浜田2丁目(海浜幕張駅と新習志野駅のほぼ中間)
▽駅舎=線路南側(海側)に設置
▽ホーム=全長約210m。線路間に2階層(下りホーム1階、上りホーム2階)。エスカレーター2基、エレベーター1基
〈自由通路の概要〉
▽位置=駅舎とは分離し、新駅東側(蘇我方面)に設置
▽延長、幅員等=全長約150m、幅員約4m、屋根および壁付き、エレベーター2基
〈概算事業費〉
▽約180億円=[1]新駅:約130億円[2]自由通路:約50億円
〈概算工期〉
▽新駅=約6年[1]設計・事業認可等:2年半[2]駅舎・ホーム工事:3年半
▽自由通路=約7年[1]設計等:2年半[2]自由通路工事:4年半

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.