六和クリーンCを解体 相模台住宅耐震も1四半期(松戸市発注予定)

[2017/4/6 千葉版]
 千葉県松戸市は29年度の発注予定として、222件の工事について概要を公表した。このうち一般競争入札では、六和クリーンセンター解体、市営相模台住宅2号棟耐震改修その他を第1四半期、和名ケ谷橋耐震補強補修を第2四半期に発注する予定だ。

 公表された工事の入札等方式の内訳は、一般競争入札206件、指名競争入札1件、随意契約15件。入札または契約締結時期を四半期でみると、第1が84件、第2が92件、第3が43件、第4が3件となっている。

 現在は使用していない六和クリーンセンターについては、解体するため総額14億1000万円の継続費を29年度予算に設定した。30年度までの2カ年で炉などを解体撤去した跡地には、リサイクルプラザ(仮称)を建設することとしており、29年度で基本計画などを作成する。建設工事は31~32年度で行う計画。

 六和クリーンセンターは14年11月に廃止されており、[1]新炉(100t/24h×2基)[2]旧炉(75t/8h×1基)──の焼却施設がある。建屋の規模は[1]RC造3階建て延べ約2014平方m[2]RC2階建て延べ約1120平方m。ほかにRC造3階建て延べ約804平方mの管理棟がある。これらの解体工事と工事監理業務委託に設定された継続費の年割額は、29年度が5億6400万円、30年度が8億4600万円。

 跡地に建設するリサイクルプラザについては、29年度で基本計画と基本設計をまとめるとともに、30年度までの2カ年継続事業として発注者支援業務を委託し、都市計画手続き関係、生活環境影響調査、PFI導入可能性調査などを進める。

 クリーンセンターを31年度末で停止するにあたり、32年度から燃やせるごみを市街搬出するため、資源リサイクルセンターの一部を解体して、ごみを積み替える中継施設を建設する。29年度で基本設計を委託し、30~31年度で建設工事を予定。

 相模台住宅2号棟(岩瀬257-1)に関しては29年度予算に、工事費1億2200万円を計。現況はRC造4階建て延べ2178.058平方mの構造・規模で、このうち平成元年に増築された部分を除いた延べ1477.128平方mについて、山岡設計事務所(松戸市)に委託して耐震改修その他工事に伴う設計を完了させている。

 和名ヶ谷橋は、主要幹線1級市道23号の和名ヶ谷1035地先で、一般市道7-234号、一般市道7-184号上に架設されている鋼3径間単純合成鈑桁橋(橋長80m、幅員16m)。昭和61年3月の完成で、下部工は逆T式橋台、2柱ラーメン式橋脚。28年度には八千代エンジニヤリング(千葉事務所・千葉市中央区)に委託して、橋脚耐震補強工法の検討、橋脚耐震補強設計、落橋防止システム設計、橋梁補修設計などを行った。

 同橋の工事を担当する道路維持課では、このほか三養橋架替の下部工や、本郷橋など6橋の補修工事も計画。主要市道の道路整備では、主2-10号など6路線で合計延長1890mの工事を予定している。

 下水道整備課では、推進工の延長が120mの松戸第7処理分区日暮第1号汚水幹線のほか、松戸第2処理分区古ヶ崎前田汚水幹線は3件に分割し延長930mの推進工事などを発注する。汚水準幹線については、松戸第2処理分区で10件、松戸第7処理分区で16件の工事を計画。下水道総合地震対策としては、マンホール浮上防止とマンホールトイレ合わせて20件の工事がある。

 教育施設課では、10校のアスベスト対策、12校の給食室冷房化などを計画している。

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