千葉国道管内で防災検討(関東地整)

[2017/7/11 千葉版]
 国土交通省関東地方整備局は、29年度(7月期)の発注見通しとして214件(港湾空港関係を除く)の業務について概要などを公表した。このうち対象場所が千葉県内となる業務は29件。千葉国道事務所では管内の液状化や津波などの地域の被害特性を踏まえた災害支援方法の検討などを行うため簡易公募型プロポーザル方式、千葉国道防災検討業務29P3を第2四半期に発注する予定だ。

 公表の対象となるは、プロポーザル方式、競争入札方式、随意契約。対象場所が本県内となる業務について入札等方式をみると、簡易公募型プロポーザルが2件、簡易公募型プロポに準じた方式が9件、一般競争入札(総合評価)が1件、簡易公募型競争に準じた方式(総合評価)が16件、随意契約が1件。

 業務種別では、土木関係建設コンサルタント17件、測量6件、補償関係コンサルタント2件、建築関係建設コンサルタント2件、地質調査2件。入札予定時期は、第2四半期が26件、第3四半期が3件となっている。

 対象場所が本県内となる業務のうち、千葉国道事務所所管の案件は次の通り。▽件名(対象場所)=[1]種別[2]履行期間[3]概要[4]入札予定時期(四半期)──の順。
【千葉国道事務所】
〈簡易公募型プロポーザル方式〉
▽千葉国道防災検討業務29P3(千葉国道事務所管内)=[1]土木関係建設コンサルタント業務[2]約5カ月[3]業務継続計画の課題抽出や対策検討、千葉県内道路啓開や八方向作戦の自治体計画との整合性・課題の整理、液状化や津波などの地域の被害特性を踏まえた災害支援方法の検討、所内防災会議等運営補助を実施する[4]第2
〈簡易公募型プロポに準じた方式〉
▽道路管理の効率化に関する検討業務29M10(千葉国道事務所管内)=[1]土木関係建設コンサルタント業務[2]約8カ月[3]効率的・効果的な道路管理の実現および道路利用者のサービスレベル確保のため、千葉国道事務所管内にて施工中の管理手法合意型の維持工事について過年度の実績の整理、分析を行い、次年度以降における管理手法合意の検討を行う[4]第2
▽圏央道大栄横芝電波障害調査検討業務29G21(成田市)=[1]測量[2]約6カ月[3]一般国道468号首都圏中央連絡自動車道の成田市から山武市において、工事着手前の電波受信状況を確認するための調査を行い、工事後の予測及び対策検討を実施する[4]第2
▽H29・H30千葉圏央道猛禽類他調査検討業務29G22(成田市)=[1]土木関係建設コンサルタント業務[2]約13カ月[3]圏央道千葉県区間(成田市から山武市まで)において、現地調査等を実施し、事業影響検証、保全対策の検討を行うとともに、希少猛禽類保全のため、「千葉圏央道猛禽類保全対策検討委員会」を運営する。また、事業計画区間における希少植物の追跡調査を行うものとする[4]第2
〈簡易公募型競争に準じた方式(総合評価落札方式)〉
▽千葉国道管内トンネル他点検業務29M7(千葉国道事務所管内)=[1]土木関係建設コンサルタント業務[2]約9カ月[3]千葉国道事務所管内におけるトンネル等構造物の変状及び異常を早期に発見し、第三者被害防止を図り、トンネル等構造物の安心・安全な交通を確保するとともに、維持管理を効率的に行うための基礎資料を得ることを目的とする。トンネル定期点検他一式、調査・診断一式[4]第2
▽国道127号防災トンネル設計他業務29G9(南房総市南無谷)=[1]土木関係建設コンサルタント業務[2]約6カ月[3]一般国道127号における防災事業のうち、南無谷・小浜トンネルの区間に関するトンネル詳細設計及び道路詳細設計を行う。トンネル詳細設計一式、道路詳細設計一式、協議用資料作成一式[4]第2
▽千葉国道管内交差点他設計業務29J7(千葉国道事務所管内)=[1]土木関係建設コンサルタント業務[2]約8カ月[3]平面交差点詳細設計一式[4]第2
▽千葉国道用地調査等業務29D5(四街道市)=[1]補償関係コンサルタント業務[2]約6カ月[3]千葉国道事務所管内における土地等の取得に伴う用地測量、物件調査・算定等を行う[4]第2
▽千葉国道用地調査等業務29D6(四街道市)=[1]補償関係コンサルタント業務[2]約6カ月[3]千葉国道事務所管内における土地等の取得に伴う用地測量、物件調査・算定等を行う[4]第2
▽圏央道成田・横芝光地区道路設計他業務29G18(成田市)=[1]土木関係建設コンサルタント業務[2]約6カ月[3]一般国道468号首都圏中央連絡自動車道等の成田市から横芝光町において、関係機関協議、地元調整状況等を考慮し、本線、工事用道路、補強土、調整池及び軟弱地盤対策等の設計を行う。また、設計に伴う関係機関との協議資料作成を行う[4]第2
▽圏央道多古地区他道路構造物設計業務29G19(多古町)=[1]土木関係建設コンサルタント業務[2]約6カ月[3]一般国道468号首都圏中央連絡自動車道の多古町他において、町道の機能確保のための箱型函渠について、既存の設計成果をもとに道路工事に必要な詳細設計を行う[4]第2
▽圏央道大栄横芝跨道橋設計業務29G20(成田市)=[1]土木関係建設コンサルタント業務[2]約6カ月[3]一般国道468号首都圏中央連絡自動車道(大栄横芝)の成田市から山武市において、町道の機能確保のための跨道橋について、既存設計成果及び架橋地点の地形、地質、各種制約条件等に基づき、施工性、経済性、維持管理等について総合的な検討を加え、橋梁の工事に必要な設計を行う。[4]第2
▽千葉国道道路占用適正化業務29H1(千葉出張所管内)=[1]測量[2]約5カ月[3]供用中の一般国道における路上占用物件(合法・不法)の占用実態を把握するとともに、不法占用物件の合法適正化を図ることを目的に実施する。計画準備一式、事前広報一式、物件調査一式、個別説明・指導記録一式、資料整理一式[4]第3
▽国道127号防災地質調査業務29G10(南房総市南無谷)=[1]地質調査業務[2]約5カ月[3]一般国道127号における防災事業のうち、南無谷・小浜トンネルの区間に関する地質調査を行う。機械ボーリング100m、標準貫入試験一式、仮設一式[4]第2

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