気仙沼道路2.5km公告 トンネルや下部工12基一括(東北整備局)

[2017/11/3 宮城版]
 東北地方整備局は2日、「国道45号気仙沼地区道路工事」の一般競争入札(WTO)を公告した。三陸沿岸道路の気仙沼道路のうち、仮称・大島インターチェンジ(IC)~仮称・気仙沼北IC間の延長2.5kmを築造する工事で、気仙沼1号トンネルの掘削や、3橋の下部工計12基を一括施工する。概算工事規模は50億円以上。入札の参加資格は、同局から一般土木工事の資格認定を受け、その経営事項評価点数が1200点以上である単体企業か経常JV、3社以内の特定JV。開札日は30年2月26日。

 同工事の内容は、56万立方mの掘削工、52万立方mの盛土工、のり面工、擁壁工、函渠工4基、排水構造物工、防護柵工、舗装工、トンネル工、3橋の下部工など。工事場所は気仙沼市小々汐~東八幡前地区。

 気仙沼1号トンネルは、大島ICのすぐ北側にナトムの発破工法で掘削する。延長は361m。標準幅員は12m。内空断面積は約88平方m。掘削場所が砂岩粘板岩の地質で、土被りが薄くなる。このため、トンネル下側にもインバートコンクリートを打つ。設計はパシフィックコンサルタンツ(東北支社・仙台市青葉区)がまとめた。

 橋は、施工区間内の沢部や谷部に、橋長145mの浪板大橋、同54mの浪板橋、同120mの鹿折橋を架けるため、3橋の下部工を一括施工する。いずれもPC橋で、下部工は浪板大橋が橋台2基と橋脚4基、浪板橋が橋台2基と橋脚1基、鹿折橋が橋台2基と橋脚1基。

 今回の工事で使用する主な資機材の量は、コンクリートが約2万5000立方m、鉄筋が約1800t、アスファルト合材が約570t、H形鋼が約280t、ロックボルトが約170t。

 工期は、鹿折橋の橋脚工1基が31年5月31日まで、それ以外が32年3月13日まで。

 入札は、段階的選抜方式を採用し、一次審査で評価点の合計が上位8社までを有効とし、それ以外の入札を無効とする。参加資格の資料作成や発注者の技術審査に要する負担を軽くするため、一次審査は簡易技術資料を評価し、上位8社のみから詳細技術資料を求める。

 二次審査の総合評価で求める技術提案の指定テーマは、本工事における[1]品質保持と耐久性確保[2]トンネル内作業時の安全管理──について配慮すべき事項。掘削工と盛土工については、ICTの全面活用を指定した。

 気仙沼道路は、同市松崎高谷地区の仮称・気仙沼ICから、同市唐桑町只越地区の唐桑南ICまでを結ぶ延長9kmの自動車専用道路。全体のうち、気仙沼IC~仮称・気仙沼港IC間の延長1.7kmは31年度の開通を予定している。

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