軽井沢道路 石巻北村にBP整備 河南南郷線 来年度から用地買収(県東部土木)

[2017/12/26 宮城版]
 県東部土木事務所は、石巻市北村字軽井沢地区に県道河南南郷線のBP道路を整備する計画で、予算が確保できれば来年度から用地買収を進める。BPは軽井沢道路として延長1.3kmを新設する。全幅は10mを確保する。地元は用地提供に協力的なため、予算さえ付けば早期に着工したい考え。

 同地区の河南南郷線は、一部区間の現道が幅員4.5~6mと狭く、山間部を曲がりくねっている。未改良区間の道路拡幅と線形改良を目的に、BP路線として軽井沢道路の整備を計画。現道から枝分かれする形で山側を切り開いて延長1.3kmを付け替え、再び現道に接続させる。

 軽井沢道路の詳細設計業務は、建設環境研究所(東北支社・仙台市青葉区)に委託した。業務内容は、延長1.3kmの路線測量と道路詳細設計、5haの用地測量、延長20mの機械ボーリング、2点の2級基準点測量、20点の4級基準点測量など。すでに業務は完了済み。

 当初は幅員11mを予定していたが、同業務で10mに見直した。内訳は車道が片側3mの2車線、歩道が片側に2.5m、残りが路肩。

 本年度は、用地測量業務を2件に分け、10月26日に一般競争入札を開札し、2件とも北光技術(登米市)が1704万4000円で落札した。用地測量の対象面積はともに北村字長沢一地区の8ha。履行期間は2件とも来年3月23日までとなっている。

 軽井沢道路の新設は県の単費で行う。河南南郷線は登米市豊里方面からのアクセスなどに利用されており、地元からは早期の改良が求められている。

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