天王台雨水幹線を4月入札 小暮団地2棟も改修へ (我孫子市発注予定)

[2018/3/31 千葉版]

我孫子市による30年度の発注予定が30日、明らかになった。公表に該当する公募型競争入札に付するものと、設計金額が250万円以上の随意契約に該当する工事は83件(水道局分除く)。また、公募型競争入札に付する業務委託や物品購入、賃貸借は233件となっている(発注済の案件含む)。大型工事では、天王台6丁目地区で32年12月までの工期で進める「天王台6丁目雨水幹線整備工事」は、4月の入札を予定しており、予算額は2億8,000万円としている。

複数年で進められている天王台6丁目地区での浸水対策事業は、32年度の完了を目指しているもので、浸水対策の再検討と、雨水施設の実施設計業務は、26年度のプロポーザルで選定された日水コン(千葉事務所・千葉市中央区)に委託した。

同事業は天王台6丁目地区が、局部的にすり鉢状の地形になっているとともに、下流側のJR成田線の横断管の排水能力が小さいため、大雨の時には雨水排水が集中、常襲的に浸水被害を引き起こしているため、貯留機能を持たせた雨水排水施設を整備し、水害の軽減を図るのが狙い。

貯留機能を持たせた雨水管は径が大きいため、これまでガス管や水道管、汚水管などの支障物移設や家屋補償を実施している。このほか、ヤード造成工や水替え工など付帯工事の随意契約による発注も6月に予定されている。予算額は1,680万円。

土木一式工事ではまた、中峠地区で「中峠・古戸道路拡幅工事」の発注を予定。予算額は8,805万円で、10月の入札を見込んでいる。また「若松第3排水区道路排水施設改修工事(3工区)」は予算額2,300万円で9月の入札、同様に「根戸新田工区農地排水対策工事(4工区)」は、予算額2,040万円で同じく10月に入札する予定だ。

予算額が1億2,000万円の「布佐排水区雨水幹線整備工事(1工区)」は7月の入札予定。このほか公園のバリアフリー化工事も予定しており、天王台西公園と布佐南公園で実施する。予算額はそれぞれ3,098万円、3,495万円で、8月に入札する。

建築工事では、市営小暮団地4・5号棟(高野山537-1)の大規模改修工事(本体工事)も6月に予定。予算額は9,949万円で、屋上防水や外壁改修を計画しており、来年2月までの工期で進める。また、同改修の電気設備工事は分離した上で同じく6月の発注を予定し、予算額は257万円。

また、湖北台中学校(湖北台6-9-1)と、湖北台西小学校(湖北台8-7-1)の2校で給水設備等更新工事の発注を計画。予算額はそれぞれ3,355万円と3,995万円で、ともに9月の入札を予定する。

その湖北台中学校と布佐南小学校(布佐平和台5-1-1)、布佐中学校(布佐1301)、我孫子中学校(高野山537)、久寺家中学校(つくし野171)の5校ではそれぞれ、受変電設備等更新工事を計画しており、いずれも4月に入札予定だ(発注予定案件の詳細は市ホームページ参照)

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