県減災対策協を一本化 水位計21カ所に設置 「水位周知」江川など4河川

[2018/5/31 栃木版]
 県減災対策協議会(会長・福田富一知事)が30日県庁で開かれ、新たに水位周知河川に一級河川江川(宇都宮市・上三川町)、同旗川(佐野市・足利市)、同内川(さくら市・矢板市)、同五行川上流(芳賀町の秋葉橋から上流、高根沢町・さくら市)の4河川を追加するとともに、今年度計画する水位計21カ所(うち19カ所が危機管理型)の設置を了承した。同協議会は国の直轄事務所に倣い、渡良瀬川流域、鬼怒川・小貝川流域、利根川上流域、久慈川・那珂川流域の4流域ごとに設置されたものの、効果的・効率的な運営を理由に合同による一本化を決めた。

 県の洪水予報河川は15河川で、水位周知河川の巴波川を合わせた16河川を対象に、洪水浸水想定区域図の見直しと策定を進めており、29年12月8日に田川や思川など6河川を公表。6月5日には那珂川や永野川など残る10河川について公表する予定。新たに指定した水位周知4河川についても策定。想定しているスケジュールは、今年度が河川断面の測量と洪水浸水想定区域図の策定。31年度に基準水位を設定し、32年度にも水位周知河川として指定する。指定を受け市町は33年度に洪水ハザードマップを作成し公表・周知するとした。

 追加指定の4河川については、洪水履歴や沿川に市町庁舎(支所等含む)などの防災拠点が所在することを踏まえ、沿川市町の意向を反映したもの。具体的な指定範囲は、32年度の指定に向け、今後市町などとともに検討していくとしている。

 洪水時に氾濫の危険性を知らせる水位計は、洪水に特化した危機管理型を含む新設について、調整の整った市町から設置を進めていくとし、今年度は21カ所での設置を決めた。内訳は危機管理型が19市町で19基、常時監視の従来型は江川(宇都宮市)と坂井川(茂木町)の2基。

 4流域の各協議会の下部組織には連絡会を設置していたが、一本化により各流域が4部会の下部組織となり、各部会の調整役として連絡会が機能する。統合後の名称は県減災対策協議会とし、宇都宮気象台に加え、全25市町と県の全9土木事務所の所長が構成員となる。なお、複数流域にまたがる市町は各部会に所属する。

 今年度の取組内容を踏まえ、11月~2月に連絡会を開催。協議事項は、取組内容の確認と各地域の進ちょく状況とし、次回の検討に備えプッシュ型洪水予報などの情報配信を検討する。連絡会での協議を踏まえ、31年度の同じ時期に同協議会を開催する予定。

 危機管理型水位計の設置箇所は次の通り。

▽宇都宮市=姿川(大谷町大杉橋
▽足利市=尾名川(迫間町分校橋)
▽栃木市=赤津川(吹上町伊吹橋)
▽佐野市=小曽戸川(葛生東1丁目大沢橋)
▽鹿沼市=小藪川(樅山町小藪橋)
▽日光市=古大谷川(川室国道121号橋)
▽小山市=田川(高椅田川橋)
▽真岡市=五行川(八木岡鷺ノ宮橋)
▽大田原市=松葉川(黒羽田町下高橋)
▽矢板市=内川(荒井木戸崎橋)
▽那須塩原市=箒川(中塩原明神橋)
▽那須烏山市=荒川(岩子新荒川橋)
▽益子町=小宅川(七井車橋)
▽茂木町=逆川(飯野伊川勢橋)
▽市貝町=小貝川(市塙峰崎橋)
▽芳賀町=五行川(上延生五行橋)
▽壬生町=黒川(福和田地蔵橋)
▽塩谷町=泉川(船生井戸神井戸神橋)
▽那須町=三蔵川(伊王野坂本橋)

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