大弘水産の立地決定 赤岩港地区に水産加工場(気仙沼市)

[2018/9/14 宮城版]
 気仙沼市は、赤岩港水産加工団地への進出事業者を募集し、応募があった2者のうち、水産加工業の大弘水産(気仙沼市)に土地を提供することにした。市によると、同社は松崎前浜地区の仮設工場で操業しており、赤岩港地区に拠点を移し、水産加工場と事務所を本設する計画だ。来年4月ごろの着工、32年3月ごろの完成を予定する。

 同社に提供する区画は、赤岩港168-12の第10街区で、市が造成した水産加工団地の一角。面積は約2800平方mだが、擁壁などがあるため、実際の建築面積は約1400平方m。用途区域は工業区域で、建ぺい率が60%、容積率が200%

 ここに同社は、施設規模が585平方mの水産加工場・事務所を建てる計画。床面積は今後に変更になる可能性がある。取り扱うのはマグロの燻製やマカジキのスモークなどで、主に業務用となる。

 同社は昭和51年の創業。以前は川口町に事務所・工場を構えていたが、震災津波で被災したため、現在は松崎前浜地区にある気仙沼水産加工業協同組合の仮設工場団地で生産・営業している。

 市が震災後に造成した赤岩港地区の水産加工団地は、面積が約19.9haで、区画数が14区画。団地内の水産関連施設は現時点で、7者が稼働中となっている。大弘水産を含む残り7者は、今後に水産加工場などを建てる予定だ。

 残り7者のうち、5~6月の事業者募集で土地の貸与が決まった横田屋本店(気仙沼市)とマルナリ水産(同)は、ともに水産加工場の建設を計画しており、来春の建設着工となる見通し。施設規模は、横田屋本店が900平方m程度、マルナリ水産が500平方m程度を想定している。

 当初はもっと早い段階での着工を予定していたが、補助金の申請・交付手続きなどに時間がかかることとなった。補助金は、復興交付金を活用した水産業共同利用施設復興整備事業で、市は10~11月に申し込みを受け付けたい考え。市によると、大弘水産もこの補助金を活用する見込み。

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