仙台土木設計が基本計画 東松島で/鞍坪排水機場を改築(県北部振興)

[2018/10/10 宮城版]
 県北部地方振興事務所は、鞍坪地区の基本計画作成業務を仙台土木設計(仙台市青葉区)に委託する。同業務は、東松島市字長峯地区で鞍坪排水機場を改築するため、構想設計の作成と排水解析を行う。履行期限は31年3月25日。改築は33年度の事業化を想定している。

正面が県の所管する鞍坪排水機場の既存建屋

正面が県の所管する鞍坪排水機場の既存建屋


 鞍坪排水機場は、内水排除の目的で建設され、すでに60年以上が経過している。ポンプ3台や吸水槽、吐水槽などが備わっており、排水能力が毎秒7t。建屋は木造で、吸水槽と一体化している。
 同事務所は当初、排水能力を維持したまま補修することを検討したが、調査を進めた結果、古すぎて使える物が何もないと分かったため、造り直しが必要と考えている。排水能力は改築後も現行と同規模を確保する。
 鞍坪排水機場からの排水先は、一級河川鳴瀬川の支流である鞍坪川。主要な受益地は美里町で、美里東部土地改良区が施設を管理している。
 基本計画作成業務は、9月20日に一般競争入札を開札し、総合評価を経て仙台土木設計が862万5000円で落札。予定価格は1085万6000円。9日に落札決定した。
 年度内には構想を定め、31年度に事業計画書を作成し、32年度に国のヒアリングを受けて法手続きを行い、33年度に水利施設等保全高度化事業(一般型、基幹水利施設保全型)の事業化を目指す。事業名は変更になる可能性がある。
 既存の鞍坪排水機場と同じ敷地内には、国土交通省が所管する同名の排水機場がある。こちらは排水能力が毎秒20tで、東北地方整備局北上川下流河川事務所が、機械設備の更新工事を酉島製作所(仙台支店・仙台市青葉区)に発注し、工事を進めている。工期は32年3月まで。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.