S造店舗2棟を建設 志津川区画整理地に ツルハが借受け(芙蓉総合リース)

[2018/10/13 宮城版]
 不動産のリースなどを営む芙蓉総合リース(東京都千代田区、辻田泰徳代表取締役)は宮城県南三陸町の被災市街地復興土地区画整理事業地内に物販店舗を建設することとし、宮城県に対して大規模小売店舗立地法(大店法)に基づく新設届けを提出した。S造平屋の店舗2棟を建設し、このうち1棟をドラッグストアを運営するツルハ(北海道札幌市、鶴羽順代表取締役)が借り受ける。31年5月のオープンを目指す。
 芙蓉総合リースは10月1日に大店法の新設届を提出した。これを受け宮城県は、10月12日に届出書の内容を公示した。
 同社が物販店舗の建設を計画しているのは、南三陸町の志津川地区で整備が進められている復興土地区画整理事業地のT42街区。敷地面積は6944.5平方m。建物はS造平屋建築面積1417平方m(店舗面積1224.7平方m)のA棟と、S造平屋建築面積1566.5平方m(同1077.5平方m)のB棟を建設する。ツルハはA棟を借り受け、ドラッグストアを運営する。B棟の入居者は現時点で未定。
 南北に長く広がる敷地のうち、北側にA棟を建設。南側にB棟を建設する。敷地の中央に100台分の駐車場を整備する。駐輪場はA棟西側に22台分、B棟西側に17台分を用意する。荷さばき施設はA棟、B棟とも60平方mのスペースを確保する。建ぺい率は60%、容積率は200%。
 芙蓉総合リースの計画では、12月中に着工し、31年4月中の完成を目指す。ツルハの店舗の開店予定は同5月中。
 出店地付近は志津川地区の新市街地として整備されており、今後、商業施設などの集積が進む見込み。地区の西側を国道45号が通っており、集客力のある地区になることが見込まれている。
 芙蓉総合リースは8月に、村田町内に建設する物販店舗について、大店法の新設届を県に提出している。完成後、ツルハが店舗を借り受け、31年3月にドラッグストアをオープンすることにしている。
 届出書は31年2月12日まで、宮城県経済商工観光部商工金融課または県政情報センター(県庁内)、南三陸町役場などで縦覧する。

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