14.7億で0004号線2km新設 鹿沼市 設計固め用地測量 新産業団地開発で幅員25m

[2018/11/02 栃木版]
 鹿沼市は、市道0004号線下石川工区の道路整備事業を進めている。国の社会資本整備計画では、事業期間は29~33年度までの5カ年、事業費は14億7000万円を試算している。市土木課によると、整備は延長2kmを新設するとしており、30年度は開発虎ノ門コンサルタント宇都宮営業所(宇都宮市)に業務を委託し、詳細設計を実施。設計を基に、用地測量、用地買収、物件補償等を進め、順次工事にも着手するという。

 市道0004号線の下石川工区(都市計画道路3・3・201号流通団地東通り)については、さつきロード(国道121号)と、流通センター地区を結ぶ道路として計画。さつきロード沿いに計画している新産業団地と、流通センター地区とのアクセス強化を目的に整備するという。流通センター地区には、県運転免許センターや鹿沼総合体育館(愛称・TKCいちごアリーナ)なども所在しており、市外からこれら施設へのアクセス強化も図る狙いもあるとした。

 下石川工区については、本県産業の競争力や成長力を高めることを目的とした、社会資本総合整備計画「とちぎの成長を支える社会基盤整備」の対象事業として採択されており、社会資本総合整備交付金を活用して整備を進めていく。

 流通センター地区では、すでに延長500mの整備が完了。完了区間からさつきロードまでの延長2kmの道路を新設するという。新設道路は幅員25mとし、4車線とする。歩道は両側に設置し、自転車専用通行帯についても設置を計画しているとした。事業期間は33年度までとしているが、工事の完成時期は33年度以降になることも想定しているという。

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