関東地方整備局の工事予定 本県関係25件を公表 新年度の維持管理など

【2018/1/11 栃木版】

 関東地方整備局は11日、建設工事発注見通し(1月期・250万円超)を公表した。本県関係工事は8事務所を合わせて25件で、拡大含め全工事を一般競争入札で発注する。事務所別では、▽宇都宮国道3件▽日光砂防5件▽鬼怒川ダム統合管理6件▽渡良瀬川河川6件▽下館河川2件▽利根川上流河川2件▽宇都宮営繕1件とし、常陸河川国道は該当が無かった。日光砂防は滝上沢上流堰堤に工期20カ月で第1、宇都宮営繕の大田原労基署改修は拡大型を適用し年度末までに発注する。大半は堤防の除草や道路の路面補修など2019~20年度通年の維持管理工事で、他県工事と合わせた8事務所の発注件数は55件となった。    =2~5面に事務所別発注予定工事と業務概要

 国は発注方式に原則、一般競争入札の適用を決めており、6000万円未満の工事についても同方式を適用する。本県を対象とする拡大工事は、宇都宮国道1件、日光砂防1件、鬼怒川ダム統合管理5件、渡良瀬川河川1件、宇都宮営繕1件となった。

 宇都宮国道事務所は、茨城県の新4号五霞地区改良舗装工事を含め4件の工事を一般競争で発注する。県内の工事は、矢板、国分寺、小山の3出張所単位による清掃・維持管理工事。

 日光砂防事務所は今市地区の砂防設備の維持補修に加え、社宅裏沢、大猷院沢支川と滝向沢上流で鋼製スリットによる堰堤工を実施。拡大型ではCCTV改修を行い、これら全案件を19年度第1四半期に発注する。

 鬼怒川ダム統合管理事務所は、川治ダムで貯水池周辺部補修、湯西川ダムでは管理用道路の改良を実施。このほか、管理4ダムについて2カ年継続で維持管理工事を第4四半期に予定した。

 渡良瀬川河川事務所は河川区間の維持管理工事として、佐野、足利、桐生の出張所単位で4件を予定、このうち足利地区を左右岸に分け2分割で発注する。足尾地区の畑ノ沢松木山腹工事は工期7カ月を予定。光ケーブル設備維持管理工事は6000万円未満の拡大型となった。

 下館河川事務所の本県関係工事は2件で、氏家と石井出張所管内の維持管理工事となっている。

 利根川上流河川事務所は、本川の堤防強化工事に加え、本県を含む各出張所管内の堤防除草工や維持管理工事などで9件を発注する。本県では古河管内上流部と栃木市藤岡地区の維持管理工事で2件となった。

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