ランドブレインを特定 産業用地の活用可能性調査(松戸市)

[2019/5/9 千葉版]
 松戸市商工振興課は8日、「産業用地活用可能性に関する調査業務委託」に伴う公募型プロポーザル方式による事業者の募集について、ランドブレイン(東京都千代田区)を優先交渉事業者として特定した。同社が獲得した得点は500点満点中383点。市では提案上限額を2,000万円(税込み)、履行期間を2020年3月末までにそれぞれ設定していた。

 この業務の委託については、同市の既存の産業用地に多くの企業が立地しているため、ほとんど空きがなく、市内事業所の拡張や、新たに市内への進出を希望する企業などのニーズに十分応えることができない状況にあることが背景にあるとした。

 また、工業団地内の土地についても、産業用地として有効活用されていない事例が散見。こうした中、同市の将来像を展望し、市の強みを生かして雇用や税収を増加させる企業の立地促進を図るため、産業用地の活用可能性などについて、調査・分析を実施するのが目的となっている。

 業務では、企業立地に関する支援制度の概要や既存工業エリアの現状把握・方向性の整理、都市計画の概要など市の産業振興を図る上で必要となる事項を整理した上で、市に限らず経済・社会構造・産業動向に関する分析や、地域別の産業動向・企業立地動向に関する分析、国や県による企業立地支援制度の整理などマクロ動向調査を実施する。

 また、市の特徴を生かした立地・集積を図る産業分野の絞り込みや、研究所・工場などといった立地に関する市外企業ニーズ調査、新産業拠点や立地業種のイメージなどについての検討に加え、候補場所やその規模などについても検討していく。

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