中高層10棟を改築 鶴ケ谷第二住宅の再整備/設計・工事は分離検討(仙台市)

[2019/6/21 宮城版]
 仙台市は20日、宮城野区の鶴ケ谷第二市営住宅団地の再整備基本計画を明らかにした。低層棟58棟を中高層棟10棟(約1042戸)に改築・集約し、土地の約4.5haを有効活用する。2021年度に着工し解体・建設を工区別に進め、最終の解体完了は34年度を見込む。総事業費は約272億円。鶴ケ谷第一の再整備は設計・施工を一括で発注したが、第二は分離発注する考えで、7月公告予定の基本設計で具体を検討する。
 第二住宅は、敷地約11.8haに2~9階建ての集合住宅60棟1630戸が建設された。このうち再整備では震災後に建設した2棟を除き、築年数が46~49年の住宅58棟を建て替える。入居者の高齢化や単身者世帯率た高いため、住宅棟の集約と有効活用地を生かし、地域再生と活性化を目指す。
 基本計画では、再整備後の管理戸数を約1042戸とする。このうち、約470戸は単身向けの小規模住宅を整備する。住棟は5~10階建て10棟に集約する。団地中央部は8~10階建ての高層棟にして、1階は車いす対応、全10棟にエレベーターを設置する。
 整備手法は4工区に分割する。1工区は既存空き室に移転し解体・建設し、新築棟に2工区の入居者が移転し、2工区の解体・建設を進める。再整備を実施した鶴ケ谷第一団地は、工区別に設計・施工を一括発注して事業を進めたが、第二は、工区別に実施設計、建築工事、電気工事などを分離し、高齢の入居者負担に配慮する考え。
 スケジュールは、基本計画を踏まえ、7月に建築(全10住棟)と造成工事の基本設計を公告する。工事発注単位は、基本設計を踏まえて検討する。工区目の着工は21年度を予定し簡易2階建て18棟の解体工事から着手。建設工事は22年度に2棟(204戸)に着手する。
 2工区は解体4棟、建設1棟(137戸)、3工区は解体10棟、建設4棟(348戸)、4工区は解体21棟、建設3棟(353戸)。4工区の住宅棟に移転後に最終工区5棟を解体する。
 土地の有効活用は、造成完了が31年度を見込むため、引き渡しは31年度以降を見込む。このため、時期が近付いた時点に、さまざまな施設の立地可能性を検討する。
土地利用計画配置図

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