セントラルコンサルに設計委託 国道108号/古川東バイパス(仙台河川国道)

[2019/6/28 宮城版]
 国土交通省仙台河川国道事務所は、「大崎地区道路設計業務」をセントラルコンサルタント(東北支社・仙台市青葉区)に委託する。この業務は、国道108号古川東バイパス(BP)の道路改築事業で、本年度に開通を予定している延長1・2km区間の続きとして、その先の延長1・3km区間の道路詳細設計をまとめる。履行期間は2020年2月28日まで。
 設計業務の対象範囲は、大崎市内の主要地方道古川松山線から、国道4号までに至る区間。業務内容は、延長1・3kmの道路と平面交差点3カ所の詳細設計、一般構造物の設計、地質調査、軟弱地盤解析。一般構造物は側溝やボックスカルバート、盛土を抑える擁壁などとなる。
 業務委託に当たっては、24日に一般競争入札を開札し、総合評価を経て同社が3580万円で落札。参加者は同社を含む4社で、うち1社が無効だった。
 古川東BPは、同市古川鶴ケ埣新江南の国道108号から、古川稲葉字土手内の国道4号までに至る延長5・1kmを整備する。全体事業費は4車線で340億円、暫定2車線で260億円。当面は暫定2車線での全線開通を目指す。 
 全線のうち、起点から2・3km区間が供用済み。そこから古川松山線までに至る1・2km区間を整備中で、年度内の完成・開通を目指す。古川松山線から国道4号までの1・6km区間は、一部で詳細設計に着手済みだが、工事着手までには至っていない。工事は田んぼへの道路新設がメインとなり、来年度以降に用地買収できた箇所から着手する。

道路付属施設の整備工事を公告

 同事務所は27日、古川東地区道路工事の一般競争入札を公告した。古川東BPの年度内開通を予定する区間で、道路付属物の設置などを行う仕上げ工事だ。7月4日まで参加申請書、同18日まで入札を受け付け、8月22日に開札する。
 工事内容は、法面の植生工や舗装工、防護柵工、標識工、照明工、情報ボックス工など。概算工事規模は2億~3億円。工期は20年3月6日まで。
 入札の参加資格は、単体企業か経常JVで、県内に本社を置き、東北地方整備局から一般土木工事がC等級の認定を受けていることなど。

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