柏松会と恵萩会を選定 吉成、鶴ケ谷保育所建替え(仙台市)

[2019/9/14 宮城版]
 仙台市は、公立保育所の建替えに伴う、私立保育所整備事業者を決定した。青葉区の吉成保育所は社会福祉法人柏松会(早坂椒子理事長)、宮城野区の鶴ケ谷保育所は社会福祉法人恵萩会(都築三雄理事長)を選定した。吉成は木造(定員90人)、鶴ケ谷はRC造(同120人)で改築する計画で、両法人は、2020年2~3月の工事の入札公告、着工を目指す。
 市は3月末、社会福祉法人を対象に、本年度事業の保育所整備事業者を募集した。吉成は3法人、鶴ケ谷は恵萩会の1法人が申請した。事業者の選考は8月8日の選定委員会で実績や新園舎の施設計画、一時預かり保育の実施など、事業内容を審査し、柏松会と恵萩会を選定した。
 両法人の施設計画は、吉成が木造2階建て延べ約1029.5平方m。鶴ケ谷はRC造2階建て延べ約1073平方m。それぞれプロポーザルで設計者を選定して基本・実施設計をまとめ、市が12月までに補助額を内示。内示後は、20年2~3月の入札公告、同年3月契約・着工を予定する。
 工事は2カ年を見込み、開所は21年4月とする。
 市の施設整備の補助額は、吉成が2億5070万円、鶴ケ谷が2億9828万円を試算し、実施設計・工事監理費と建築工事費の一部を助成する。本年度事業は、両保育所とも地域内の市有地に移転して改築する。吉成は2丁目から6丁目の敷地約1608平方m。鶴ケ谷は、7・8丁目約2000平方mに建設する。
 7・8丁目は、市の利活用事業で、開発事業者のみつば(仙台市宮城野区)が造成し、市に土地を引き渡す。

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