学校改修の調査費追加 9月補正/緊急的事業を計上(塩釜市)

[2019/9/21 宮城版]
 塩釜市は20日、9月補正予算案を発表した。一般会計は5328万円を追加し、総額を256億8836万円とする。新市長就任後初の予算編成で、投資的経費は緊急性の高い事業費を計上する。第一小学校の南校舎改修に向けた劣化度調査費185万円、次期長期総合計画策定業務の委託費996万円などを盛り込む。30日開会の市議会定例会に提出する。
 補正内容は、第一小学校の劣化度調査費185万円、長期計画策定事業費996万円、消防団北部分団機器置き場の建て替え工事費2800万円など。第一小学校は、長寿命化改良事業に国の交付金を活用するための調査で、南校舎のコンクリート強度や中性化を調査する。
 調査結果は年内にまとめ、20年1月を目安に申請する。同3月に交付採択が決定すれば、20年度事業で改修設計と別棟校舎で劣化度調査の着手も検討する。南校舎は1996~97(昭和41年~42)年に建設。規模はRC造3階建て延べ約2011平方m。改修工事は単年度事業での実施を予定する。
 次長期総合計画の策定委託費は996万円の計上と、限度額2794万円の債務負担を設定する。期間は2021年度まで。年内に有識者による総合計画審議会の設置と計画策定業務を委託し、基本構想の骨子作成に着手する。
 消防団の機器置き場は、越の浦地区から伊保石地区に移転して建替える。新築規模は木造2階建て延べ約313平方m。1階に車庫、収納庫、シャワーユニット、2階に更衣室、休憩室を配置する。このほか、危険ブロック塀等除却の補助140万円を計上し、除却後のフェンス設置費を助成する。

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