栃木市の吹上小調理場 年明けに本体施設着工へ S造2階904平方m、事業費6.7億円

[2019/10/1 栃木版]
 栃木市は、吹上小学校(吹上町115)の学校給食調理場の改築事業で、年明けの1月にも本体施設に着工する見通しだ。市保健給食課によると、新調理場の建設地は敷地東の体育館南側。S造2階建て・延べ床904.83平方m規模を整備するとした。2020年1月~21年1月までを本体建築工の工期に設定。21年4月に供用開始させるという。既存の調理場の解体、倉庫移設、外構工事については、21年6月~10月に行うとした。事業費は、19年度に1億5537万円、20年度が5億1750万円の継続費を設定している。

 現在の吹上小学校の給食共同調理場は、学校敷地北東に配置しており、1980年建設・S造平屋建て・延床145平方mとなっている。

 同施設は16年9月の関東・東北豪雨で被災した影響もあり、湿気で施設や設備の腐食が確認されるなど老朽化が著しく進んでいる。学校衛生管理基準にも適合していないことから、市は、早急な対応を行うため、施設の改築事業に着手することとなった。改築の設計は、オリエンタル技術開発(栃木市)が担当している。

 新調理場については吹上小学校を親学校、子学校の吹上中学校にも配送する親子方式の共同調理場とし、1日あたり700食を提供するとした。

 敷地面積1458.73平方mの中に、S造2階建て・延べ床904.83平方mの施設を建設する。敷地内には、駐車場、雨水浸透槽、ごみ置き場、受水槽、厨房排水水処理装置(1日当たり21立方m)などを配置するとしている。

 施設は、2階に機械室を配置。1階では、西側の一角に事務室、洗濯室、休憩室、準備室などを配置。その他の大部分の区画を作業区域とする。南東は、荷受室、検収室、下処理室などの汚染作業区域を配置。汚染作業区域の北は非汚染作業区域とする。汚染作業区域内には、調理室、和え物室、コンテナプール、食物アレルギー専用室、配送・回収室を配置。汚染作業区域の北に洗浄室を配置する。

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