浜田立体の補修着手 橋梁維持工など追加(関東地方整備局発注予定)

[2019/10/3 千葉版]
 国土交通省関東地方整備局による3日付の、10月期の発注予定が明らかになった。第3四半期以降、本県での工事は24件(港湾部含む)、業務は4件の発注が計画されている。工事では橋梁補修工事の追加が目立ち、千葉国道事務所が千葉市美浜区浜田地先で、国道357号の浜田立体について、海側・山側で耐震補強工事一式の発注が予定されており、第3四半期に一般競争入札が予定されている。工期はともに約10カ月で、発注予算規模は2億円から3億円未満としている。

 各出先事務所ごとの案件数をみると、利根川上流事務所と利根川下流事務所、江戸川河川事務所が1件ずつで、千葉国道事務所が19件、東京湾口航路事務所が2件となっている。

 東京湾口航路事務所の港湾関連の港湾土木工事案件2件はいずれも富津市沖合の「第二海堡」に伴うもので「東京湾中央航路西側護岸他付帯工事(その2)」と「東京湾中央航路北側護岸及び東側護岸他付帯工事」。工期はそれぞれ約11カ月、約13カ月で、西側荷揚護岸工や南側桟橋、盛土部(土工、歩行者用通路)一式、各護岸工と北側船着場一式の工事などを予定。第3四半期と第4四半期にそれぞれ発注予定で、工事規模は2億5,000万円から6億8,000万円などとなっている。

 利根川下流河川事務所は、複数年で進めている北千葉導水路関連のものとして、印西市発作での「R1北千葉導水路操作制御設備修繕工事」の発注を第4四半期に計画。工期には2カ年余の約26カ月を見込んでおり、工事発注規模を6億8,000万円から15億円未満としている。

 利根川上流河川事務所でも、柏市内などで「R2守谷管内右岸河川維持工事」の発注を計画。年間の堤防除草業務を第4四半期に一般競争入札する。また、江戸川河川事務所は、市川市市川南で「R1江戸川左岸市川南排水樋管堤外水路整備等工事」を第4四半期に発注を予定し、施工内容として樋管(コンクリート打設)110立方mを見込んでいる(発注規模2億円から3億円未満)。

 千葉国道事務所は浜田立体のほか、国道16号の八千代橋、国道357号の江戸川左岸高架橋(海側)や舞浜大橋耐震補強(その3)、市川大橋(山・海側)、原木大橋(海側)に加え、国道16号の木更津大橋(下り)、同小室橋(船橋市)などで補修工事や舗装修繕工事などの発注を第3~
第4四半期にかけて新たに計画している。

 市川市塩浜3丁目では、共同溝補強の「その13」と「その14」工事を工期9カ月、発注規模2億円から3億円未満で一般競争入札を予定。これら以外では、柏市内と木更津市内で管内外経路情報収集設備用無停電電源設備設置工事がそれぞれ計画されている。

 業務は江戸川河川事務所が「R1江戸川野田橋保護対策検討設計業務」、首都国道事務所が「R1国道357号境川橋梁詳細設計業務」がともに第4四半期、千葉国道事務所が「国道127号地質調査業務1G21」と「国道127号地質調査業務1G21」を第3四半期にそれぞれ簡易公募型競争(または公募型プロポ)で発注する考えでいる(発注予定の詳細は関東地方整備局のホームページを参照)。

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