処分場建設は4分割 発注予定に工事68件(気仙沼市)

[2020/4/14 宮城版]
 気仙沼市は、本年度の工事発注予定を東北地方整備局のホームページ(発注見通しとりまとめ版)に掲載した。件数は68件で、担当課別に見ると、循環型社会推進課が4件、水産基盤整備課が8件、農林課が5件、土木課が22件、都市計画課が9件、住宅課が12件、下水道課が8件。循環型社会推進課は、新一般廃棄物最終処分場の工事を4分割で発注する。
 新一般廃棄物最終処分場の工事は、6月に土木施設建設工事、8月に被覆施設建築工事と浸出水処理施設建設工事の2件、来年2月に専用管敷設工事を一般競争入札で発注する予定。浸出水処理施設のみ性能発注方式となっている。
 工事内容を見ると、土木施設建設工事が、開発面積3万5200平方mで、造成工、遮水工、道路工、コンクリート構造物工の一式。概算工事規模は8億~12億円。工期は21カ月。
 被覆施設建築工事は、建築面積が9700平方mで、鉄骨工、屋根工、建具工、機械設備工の一式を施工する。概算工事規模は14億~22億円。工期は約19カ月を設定した。
 浸出水処理施設建設工事は、処理能力が日量20~30立方mで、土木工、建築工、機械・電気・計装設備工、散水設備工を行う。概算工事規模は10億~18億円。工期は19カ月。
 専用管敷設工事は、施工延長が1230mで、管路土工と管渠敷設工を実施する。概算工事規模は5000万~1億円。工期は12カ月を見込む。
 新最終処分場は、九条地区他の山林や砕石場などを活用して整備する。敷地面積は残置森林も含め約6.3ha。計画埋立容量は8万立方m。総工事費は51億8000万円を試算している。
 これ以外の発注予定を見ると、水産基盤整備課は4月に大沢(唐桑)漁港海岸の大沢護岸災害復旧工事(その2)など、5月に前浜地区漁集事業の水産関係用地他整備工事、8月に大沢地区漁集事業の水産関係用地他整備工事などを発注する。農林課は4月に林道災害復旧工事4件の一般競争入札を予定。
 土木課は5月に神山川横断歩道橋の上部工工事や岩尻縦貫線(道貫工区)の道路改良工事その2など10件、6月に道路舗装補修工事2件や、道路の災害復旧工事4件、河川の災害復旧工事2件など計12件を全て一般競争入札で発注する。
 都市計画課は5月に魚町・南町地区土地区画整理事業の道路改良他工事(その2)やポンプ設備工事など3件、7月と8月、10月に同事業の公園整備工事をそれぞれ1件ずつ入札する。
 住宅課は5月に唐桑保育所(仮称)の建築本体工事、6月に同保育所の電気設備工事と機械設備工事、10月に同保育所の外構工事などを発注する見通し。
 なお、発注予定は後日、改めて市のホームページにも掲載する。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.