樋門や橋、堰を改築 丸森町内の河川復旧で(宮城南部復興)

[2020/6/23 宮城版]
 国土交通省宮城南部復興事務所は、丸森町で阿武隈川水系内川などを災害復旧することに伴い、既存の樋門1カ所や橋梁2橋、堰1カ所を改築する計画だ。22日には改築に向けた調査設計業務を委託するため、2件に分けて一般競争入札を公告した。2件とも7月3日まで参加申請書、同31日まで入札書を受け付け、8月3日に開札する。
 調査設計業務は、その1が樋門と橋梁の予備設計、その2が堰の予備設計をまとめる。橋梁は橋長が15mと47.8m。堰は延長が48m。ともに路線測量や改築方針の検討が含まれる業務で、履行期間が2021年1月29日まで。
 入札の参加資格は、単体企業か設計JVで、東北地方整備局から土木関係建設コンサルタント業務の資格認定を受けていることなど。
 丸森町内では昨年の東日本台風で、県が管理する内川、五福谷川、新川が破堤するなどの被害を受けた。国交省は県からの要請を受け、3河川を直轄権限代行で改良復旧する。2月21日付で県に対して行った直轄事業計画通知では、堤防の全体復旧費として内川に54億円、五福谷川に25億円、新川に8億6000万円、3河川の改良復旧費として河道掘削や天端保護などに130億円を試算している。

築堤・護岸設計を公告

 同事務所は22日、「内川等築堤護岸他詳細設計業務」の一般競争入札を公告した。内川、新川、五福谷川の災害復旧に向け、築堤と護岸の詳細設計をまとめる業務。7月3日まで参加申請書、同31日まで入札書を受け付け、8月3日に開札する。
 築堤の詳細設計は対象延長が1.6km。護岸の詳細設計は両岸区間が1.18km、片岸区間が1.73km。業務の履行期間は21年1月29日まで。
 入札の参加資格は、単体企業か設計JVで、東北地方整備局から土木関係建設コンサルタント業務の資格認定を受けていることなど。

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