建築工事を公告 新町の複合施設整備(佐倉市)

[2020/6/24 千葉版]

北西側からの鳥瞰イメージ

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 佐倉市は23日、仮称・佐倉図書館等新町活性化複合施設新築工事3件のうち、建築工事の施工業者を選定する一般競争入札(総合評価方式)を公告した。RC造一部S造地下1階・地上2階・搭屋1階建て延べ約3753平方mの複合施設を新設する。混合入札を採用し、特定建設工事共同企業体(JV)、単体企業のいずれも参加可能。予定価格は20億7460万円(税込み)。秋祭り(10月9、10日)後に着工、履行期限は2022年8月29日まで。電気設備工事と機械設備工事は追って公告する予定だ。

 市では、老朽化した佐倉図書館の建替えを計画。「佐倉ならでは」の学習や相談、情報発信の拠点となる複合施設を整備、23年3月末までのオープンを目指す。整備予定地(新町40番1ほか)は、秋祭りなどイベントが開催されている市営駐車場。敷地面積は4256平方m。建築面積は2204平方m。

 地下1階に一般図書エリアや児童図書エリア、事務室、遊びの広場、1階にエントランスホールや共通ワークショップルーム、フリースペース、2階に歴史資料庫、佐倉を学ぶフロア、作業スペースを配置。また、1階(屋根)に、まちなか広場(駐車場)を整備する。

 主な工事内容は▽新築工事(建具、塗装、内外装、ユニット)▽昇降機工事▽敷地改修工事(とりこわし、擁壁工事、発生材処理)▽駐車場内撤去工事(とりこわし、発生材処理)▽外構工事(囲障、構内舗装、屋外排水、植栽、工作物)──など。

 各年度の前払金等の支払限度額は、20年度8億2980万円、21年度8億2980万円。

 JVに必要な資格は、JVの構成員数は2社、運営形態は共同施工方式とし、構成員のうち最大の施工能力を有する者が代表構成員をつとめる。各構成員の出資比率は30%以上、代表者の出資比率は構成員中最大とする。

 JVの代表構成員、または単体企業として入札する際に必要な資格は、佐倉市一般(指名)競争入札参加業者資格者名簿の「建設工事」部門、「建築一式工事」および「とび・土工・コンクリート工事」業種に登載され、建築一式工事に関する総合点数が1500点以上、とび・土工・コンクリート工事に関する総合点数が900点以上あることなど。実績については、過去15年間に官公庁が発注した建築一式工事のうち、S造、RC造またはSRC造で、地階を有し延床面積が3500平方m以上の建物の新築または改築工事を元請けとして受注し、完了した実績のあることを求めている。

 一方、JVの構成員に必要な資格は、資格者名簿の「建設工事」部門、「建築一式工事」業種に登載され、建築一式工事に関する総合点数が900点以上あることなど。

 参加申請書を7月7日まで受け受け、確認通知書を8日~9日に発行。入札書を29日~8月14日に受け付け、28日に開札する予定だ。

 基本・実施設計は岡田新一設計事務所(東京都文京区)が担当した。

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