防潮堤を年明け発注 唐桑町/神止浜漁港の延長209m(気仙沼市)

[2020/11/27 宮城版]
 気仙沼市水産基盤整備課は、神止浜(かどまりはま)漁港の防潮堤工事について、来年1月に一般競争入札で発注する意向だ。直立堤と特殊堤を築く工事で、工期は同年3月までを設定するものの、国の許可を得て延長する見込み。同月には石浜(唐桑)漁港の防潮堤工事(1工区)に伴う陸閘と水門の設置工事も入札発注する見通し。
 神止浜漁港の防潮堤は、唐桑町中井地区に延長78.3mの特殊堤と、延長130.9mの直立堤を整備し、陸閘1基などを設置する。防潮堤の高さは海抜11.2m。直立堤は背後を土盛りし、ブロックを張り付ける。設計業務は長大(仙台支社・仙台市若林区)に委託した。
 防潮堤の本体工事に先駆け、2月にその1工事として地盤改良工事をりんかい日産建設(宮城営業所・仙台市青葉区)に発注した。工事内容は深層混合処理工で、工期が2021年3月31日までとなっている。
 石浜漁港の防潮堤は、唐桑町明戸地区他で3工区に分けて整備する。高さは海抜11.3m。1工区の延長138.5m区間が未発注となっており、まずは年明けに水門と陸閘の設置工事を発注する。防潮堤の本体工事は来年度以降の発注となりそうだ。
 同漁港の2工区と3工区の防潮堤工事は、石原組(東北支店・仙台市泉区)に発注し、すでに完了済み。防潮堤の設計はオリエンタルコンサルタンツ(東北支店・仙台市青葉区)が作成した。

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