戸祭配水池更新へ基本設計 松田新田浄水場 施設耐震化で設計工事 宇都宮市水道

[2021/03/06 栃木版]
 宇都宮市は2021年度当初予算案の中で、水道事業の資本的支出に対前年度比12.5%増の106億6122万円を配分、うち建設改良費が16.2%増の80億6285万円となった。施設改良は今市浄水場と戸祭配水場配水池更新のための実施設計のほか、松田新田浄水場は配水池・ろ過池の耐震化実施設計に加え、導水管と薬品沈殿池の耐震化工事を継続で実施する。市街地の老朽配水管更新では、布設替計画に基づき延長1万2825㍍とともに、河川改修等に伴う布設替え3422㍍の工事費を予算化した。
 水道建設費には28億3632万円。今市浄水場は更新実施設計を継続、新たに戸祭配水場配水池の後進基本設計と合わせ9779万円を配分した。松田新田浄水場は新たに中央監視盤更新実施設計に着手するほか、沈殿池傾斜板設備、ろ過池原水弁更新、配水池流入弁等更新工事を実施。白沢4号取水井取水ポンプや新里水圧制御所減圧弁を更新するため実施設計費を予算化した。
 水道改良費は5億5816万円。水道施設の耐震化を進めるため、松田新田浄水場は継続で導水管の工事費を配分したほか、配水池と急速ろ過池は実施設計、薬品沈殿池は工事を継続する。
 配水管整備費には44億6300万円。姿川や田川に流入する市管理河川の改修事業が本格化。河川改修事業等に伴う布設替え(L3422㍍)、土地区画整理事業に伴う新設(L2119㍍)、出水不良の配水管更新(L1990㍍)などを計画。
 局庁舎整備では、蓄熱槽排水設備設置工事費を配分。水道メーター等資産購入は1026万円を計上した。
 21年度の整備概要と予算額は次の通り。
     (単位・万円)
 【水道建設】
 ▽水道建設費(管理)=9779(うち工事費393.8、委託料9385.2)
 今市浄水場更新実施設計業務委託
 戸祭配水場配水池更新基本設計業務委託
 ▽水道建設費(建設)=27億3853.6(うち工事費26億7052.3、委託料6801.3)
 松田新田浄水場中央監視盤更新実施設計業務委託
 新里水圧制御所減圧弁等更新実施設計業務委託
 白沢4号取水井取水ポンプ等更新実施設計業務委託
 松田新田浄水場薬品沈殿池傾斜板設備等更新工事
 松田新田浄水場配水池流入弁等更新工事
 松田新田浄水場ろ過池原水弁等更新工事
 白沢配水場流出弁等更新工事
 板戸配水場揚水ポンプ等更新工事
 戸祭配水場揚水ポンプ等更新工事
 【水道改良】
 ▽施設改良費=5億5816.4(うち工事費5億0316.4、委託料5500)
 松田新田浄水場配水池耐震化実施設計業務委託
 松田新田浄水場急速ろ過池耐震化実施設計業務委託
 松田新田浄水場導水管耐震化工事
 松田新田浄水場薬品沈殿池耐震化工事
 【配水管整備】
 ▽配水管整備費=44億6300.5(うち工事費42億0179.5、委託料2億6121)
 土地区画整理事業による配水管新設工事(L2119㍍)
 老朽配水管更新工事(L1万2825㍍)
 河川改修事業等に伴う配水管布設替工事(L3422㍍)
 出水不良等に伴う配水管更新工事(L1990㍍)
 給水要望等に伴う配水管新設工事(L1800㍍)
 【局庁舎等整備】
 ▽局庁舎等整備=146.7(工事費)
 局庁舎蓄熱槽排水設備設置工事
 【資産購入】
 ▽車両購入費=257.2
 ▽水道施設情報管理システムタブレット購入費=34.1
 ▽水質検査機器等購入費=75.3
 ▽水道メーター購入費=1026

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