都計道を新規事業化 郡山折立線で新規事業化 青葉山工区 (宮城県仙台市)

[2021/3/4 宮城版]
 仙台市は2021年度、都市計画道路郡山折立線青葉山工区(太白区)の新規事業化に向け、予備設計に着手する。事業区間は八木山南団地(太白区)から青葉区折立までの延長約4kmで、区間内にトンネル約2kmを建設する。会期中の市議会予算審査特別委員会で3日、明らかにした。総事業費は2百数十億円に上る見通し。市は21年度に道路・トンネルの予備設計を実施し、22年度に事業認可申請を目指す。

 郡山折立線は、総延長約9.5kmで都市計画決定されており、国道4号から太白区長町地区を抜け、西部の青葉区折立地区を結ぶ。八木山南団地までの約4.4km区間は整備済みで、大野田工区400mは、組合施工の富沢駅周辺土地区画整理事業に合わせ市が工事を進めている。

 青葉山工区の事業区間は延長約4kmを計画し、区間内にトンネル約2mを新設する。道路幅は上下2車線の4車線。幅員は17.5m。トンネルは幅12m×4車線の分離方式で、折立地区側の出口位置は青葉台団地西側想定する。工期は用地買収を見込まずにトンネルだけで6年を見込む。

 市は21年度、同工区で道路とトンネルの予備設計に着手し、22年度に事業認可を申請する方針。住宅団地に隣接するため、環境アセスメント調査も実施する。アセス調査は2005年度、都市計画道路網の見直しに伴って実施しているが、調査後10年以上経過するため、再度行う。

 同工区のほか、21年度は都計道2路線3工区で事業認可取得に向けた予備設計を実施する。郡山折立線の郡山工区の延長約0.7kmや宮沢根白石線の南光台・安養寺工区で、いずれも都計道見直しの際に、優先整備する路線に選定されている。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.