蛇田中学校を長寿命化 須江小学校は体育館改築(宮城県石巻市)

NY4840 石巻市は本年度、蛇田中学校の長寿命化改修に向けた建物等調査業務と、須江小学校の体育館改築に向けた基本計画策定業務や測量業務を委託する。予算が順調に確保できれば、両校とも2022年度に設計業務を委託し、23~24年度の2カ年で工事を行う予定だ。

 蛇田中学校は、RC一部S造4階建て延べ4150平方mの中央・西校舎・配膳室と、RC造4階建て延べ1330平方mの東校舎、S造2階建て延べ1323平方mの体育館などがある。中央・西校舎・配膳室は1975年、東校舎が81年、体育館が78年に建設された。

 まずは校舎の長寿命化改修に向け、本年度に建物等調査業務を委託する。同業務の委託費は6月補正予算で280万円を確保した。

 須江小学校は、既存の体育館がS造平屋450平方mの規模。1973年に建設された。新しい体育館は、既存施設の倍以上の大きさになる見込み。基本的には現地での建て替えとなるが、敷地が狭いため、本年度に基本計画策定業務を委託して建設方法などを検討する。

 6月補正予算では、改築に向けた業務委託費として、測量に640万円、基本計画策定に400万円を計上した。

青葉中は大規模改造と空調工事

 同市は本年度、青葉中学校の大規模改造に向けた設計業務を委託するほか、空気調和設備機器等の機能復旧工事を発注する。校舎の大規模改造は順調に予算が確保できれば、2022~23年度の2カ年で工事する見通し。

 青葉中の既存施設は、校舎・配膳室がRC造3階建て延べ4455平方m、講堂がRC造平屋1412平方mの規模。ともに1989年に建設された。

 大規模改造は、昨年度に工事発注した釜小学校や山下中学校と同じような内容を想定。具体的には老朽化対策として屋上防水や外壁の改修、トイレの洋式化、多目的トイレの設置などを行う。釜小と山下中の工事2件は総合評価を適用した。

 6月補正予算では、青葉中の老朽化対策に向けた実施設計業務委託費に2000万円、空気調和機器の機能復旧工事費に7092万円と工事監理業務委託費に203万円を充てている。

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