9月上旬にも設計公告 香取警察署の建て替え(県警本部)

[2021/8/7 千葉版]
 県警察本部は、香取警察署の建て替えに向けた設計業務について、9月上旬にも公募型指名競争入札の手続きを開始する方向で検討している。施設規模は2棟で延べ4400平方m規模を想定しており、総事業費36億1500万円を概算。24年度の着工を目指す。

 警察体制の強化と県民の利便性向上を図るため、老朽化と狭あい化が著しい香取警察署を建て替える計画。JR佐原駅近くの現在地(香取市北)を建替予定地として、庁舎の設計に着手する方針だ。

 件名は「香取警察署庁舎建設工事設計業務委託」。業務期間は20カ月程度を想定している。6月補正予算では、警察署庁舎整備事業の新規事業として、基本設計費8230万円を確保するとともに、実施設計費1億8800万円の債務負担を設定した。

 新庁舎の構造・規模は、庁舎棟がRC造4階建て延べ3668平方m、車庫棟がRC造2階建て延べ754平方mを想定。仮設庁舎については、現在地から北に1・5km程度離れた香取市有地にリース方式で建設する方向で調整しているという。

 22年度までにまとめる基本・実施設計とともに、仮設庁舎の建設や既存庁舎の解体などを進め、24年度に新庁舎の建設に着手し、26年度の完成を目指している。

 既存庁舎の所在地は香取市北2丁目1番地1。施設の構造・規模は庁舎棟がRC造3階建て延べ2200平方m、車庫棟がS造平屋198平方m。1975年に完成した。

 2017年に策定した千葉県県有建物長寿命化計画では、警察施設の建て替えで、香取暑が5年以内の着手を目指す施設に位置付けられている。

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