山辺など9地区が新規 事業費28億円 農業農村整備事業(県耕地課)

[2021/8/20 千葉版]
 県耕地課は、農業農村整備事業について、本年度の新規9地区を明らかにした。現時点で採択を受けた地区が7地区、法手続き中が2地区となっている。農業集落排水事業や経営体育成基盤整備事業など6事業が盛り込まれており、総事業費は概算で28億3600万円。大網白里市の山辺地区では、ほ場整備が計画されている。

 採択を受けた地区は、事業に着手済みまたは可能な地区、法手続き中の地区は、法手続き終了後に採択を受けて着手する地区となっている。

 事業の内訳をみると、市町村や土地改良区が事業主体となる団体営事業では、農業集落排水事業が3地区、農道整備事業(防災対策)が2地区、地域農業水利施設ストックマネジメント事業が1地区。県営事業では基幹水利施設ストックマネジメント事業、ため池等整備事業、経営体育成基盤整備事業が各1地区となっている。

 大網白里市の山辺地区では、34haを対象に県営の経営体育成基盤整備事業を計画。区画整理や暗渠排水工事を実施し、区画の大規模化と農地の集団化を図っていく。

 新規地区は次の通り。▽地区名(市町村)=[1]事業主体[2]事業名[3]事業内容[4]総事業費──の順。

【採択済】

▽野呂地区(千葉市)=[1]千葉市[2]農業集落排水事業[3]農業集落排水施設の管路施設、機械・電気設備工事など[4]2億3700万円
▽香取市地区(香取市)=[1]香取市[2]農業集落排水事業[3]農業集落排水施設の機械・電気設備工事など[4]1億9400万円
▽原地区(一宮町)=[1]一宮町[2]農業集落排水事業[3]農業集落排水施設の機械・電気設備工事など[4]5億2300万円
▽桑郷地区(横芝光町)=[1]横芝光町[2]農道整備事業(防災対策)[3]農業用道路の橋梁耐震対策1橋[4]5200万円
▽九十九里地区(山武市)=[1]山武市[2]農道整備事業(防災対策)[3]農業用道路の橋梁耐震対策1橋[4]1億9800万円
▽和田地区(栄町)=[1]改良区[2]地域農業水利施設ストックマネジメント事業[3]揚水機場改修工事(建屋、ポンプ設備、電気設備など)[4]1億7300万円
▽東条地区(鴨川市)=[1]県[2]基幹水利施設ストックマネジメント事業[3]農業用用水施設(ダム)の電気設備工事など[4]2億4000万円

【法手続き中】

▽桑山地区(市原市)=[1]県[2]ため池等整備事業[3]ため池の堤体、取水施設、洪水吐改修工事など[4]9300万円
▽山辺(大網白里市)=[1]県[2]経営体育成基盤整備事業[3]区画整理34ha[4]11億2600万円

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