3橋架替えで設計 矢板拡幅 浸水想定し計画高変更 宇都宮国道

[2021/09/09 栃木版]
 国交省宇都宮国道事務所が、整備を進めている国道4号矢板拡幅は江川橋、矢板新橋、内川橋の3橋梁を架け替えるほか、一級河川内川の浸水想定図が発表され縦横断線形を見直し、道路計画高を変更する。3橋梁と架け替えに伴う桟橋設計に加え、歩道橋2橋は現在委託中の橋梁詳細設計で諸元を検討。縦横断線形の見直しは、道路詳細設計で検討を進めている。

 矢板拡幅は、整備が完了した矢板氏家バイパスの北進区間となる矢板市片岡地内の東北自動車道矢板ICから同針生地内の6.5kmについて、4車線に拡幅する。全体事業費は200億円を見込む。

 拡幅に伴い架け替える江川橋は54.36m、湧水を渡河する矢板新橋が36m、内川橋74.46mで、これら3橋梁の幅員は2車線分の11m。架け替えに当たっては迂回路を確保する桟橋を設置する見通しで、年内を目途に諸元を固める。橋梁詳細設計は、東京建設コンサルタント(東京都豊島区)が担当している。

 道路詳細設計では、江川橋と内川橋架け替えに伴う仮設道路設計に加え、内川の氾濫を想定した縦横断線形の見直し、電線共同溝設計との整合性の検討や重力式擁壁など小構造物の設計を実施している。道路詳細設計は復建技術コンサルタント(仙台市青葉区)、電線共同溝設計をセントラルコンサルタント(東京都中央区)が担当している。

 矢板拡幅は2015年度に新規事業化になり、地質調査や測量に着手した。道路設計や都市計画変更手続きを踏まえ、20年度から用地取得に着手。同年度末の取得率は6%とし、23年度の工事着手を検討している。

 一般部の道路幅員は22mで、交差点部は付加車線分を含め25mとした。幅員構成は、車道3.25m×4車線、両側の歩道が2.5m。車道と歩道間の路肩は0.75mとし、中央分離帯は1.5mで計画した。

 事業区間6.5kmには、渋滞や交通事故が多く、交差点が連続する中交差点などがあり、県と道路構造について協議を進めている。また、矢板市道との交差点や交差する水路などは矢板市と協議中とした。後岡地区周辺には塚原遺跡があり、県教委と協議を進め、本年度中にも発掘調査を開始するという。

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