来年度から体育館改築 債務負担で2カ年施工へ(宮城県 東松島市 赤井小学校)

[2021/11/9 宮城版]

改築する赤井小学校の体育館

改築する赤井小学校の体育館

 東松島市は、赤井小学校の講堂(体育館)を改築することにしており、来年度から2カ年かけて工事を進める予定だ。工事費は来年度予算で債務負担を設定する考え。改築の基本・実施設計業務は楠山設計(仙台市青葉区)に委託した。基本設計がすでに完了し、実施設計のとりまとめ作業を行っている。履行期間は26日まで。

 赤井小は所在地が赤井字中二号で、体育館が敷地の北東隅に建っている。計画では既存施設を解体撤去し、跡地にRC造2階建て延べ737・7㎡の新体育館を建設する。改築に伴い、自転車置き場の移設や、渡り廊下の付け替えも行う。工事費は防衛省の補助金を活用する。

 新体育館の内部には防災倉庫を配置し、避難時用の水や毛布などを保管する。2階部分はキャットウォークとなる。既存の防災倉庫は屋外にあり、そのまま残すことを想定している。

 既存の体育館はSRC造平屋561㎡の規模。当初は長寿命化改修を予定していたが、楠山設計に委託して既存施設を調査した結果、現地で建て替えることにした。既存施設の解体設計も同社がまとめる。

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