県道路整備課 来年度から事業着手 宇都宮鹿沼線 飯岡東工区の4車線化

[2021/12/3 栃木版]

 県道路整備課は、主要地方道宇都宮鹿沼線の飯岡東工区(鹿沼市桑田~千渡)について、2022年度から事業化に着手する。主要渋滞箇所の白桑田交差点を含む延長810mを拡幅して4車線化し、交差点部の右折レーンや自転車通行帯を整備することで安全で円滑な通行を確保する。22年度は用地調査のあと用地取得に着手して、25年度の完了を目指す考え。工事は24年度から29年度の6カ年で実施して、29年度の事業完了を目指す。総事業費は、約17億円を試算している。

 この路線は、宇都宮市と鹿沼市の中心市街地を結び、地域の産業活動や日常生活を支える重要な路線であるとともに、鹿沼市内では都市計画道路3・4・202号古峯原宮通りの一部として、都市の骨格を担う道路となる。また、災害時には救援活動や物資輸送に利用される緊急輸送道路でもある。

 しかしながら、この事業箇所は自動車交通量が多く、朝夕の通勤通学時間帯を中心に交通渋滞が発生しているほか、交通事故も多く発生しているなど課題も多い。このため県は、この箇所の4車線化を進めることで、宇都宮市と鹿沼市間の道路ネットワークを充実・強化し、安全で円滑な通行を確保するとともに、両市の連携強化と交流促進を図る。

 この区間の西側では、飯岡工区(延長400m)が19年度から、街路事業の千渡東工区(延長700m)が16年度からそれぞれ4車線化事業に着手して、それぞれ24年度の完成を目指している。また東側でも、飯田工区が19年度から同じく4車線化を進めており、27年度の完了を目指して事業を実施している。

 今回事業化を計画する飯岡東工区は、都市計画道路3・4・202号古峯原宮通りと整合して現道を拡幅し、4車線化する。総延長は約810mで、標準幅員は車道3.25m×4、自転車通行帯1.5m×2、中央分離帯4m、および歩道2.5m×2の計25mで計画する。

 事業スケジュールは、22年度に用地調査を実施するとともに用地取得を開始して、工事は24年度から29年度まで6年間を想定している。事業費の内訳は、測量設計費約1億円、用地補償費約6億円、工事費約10億円の計17億円を見込み、国費と県費でそれぞれ2分の1を充当する。

 同課によると、事業化にあたっては再生材の利用や建設発生土の公共工事間の流用に努めるほか、隣接する県有地を有効活用してコスト縮減を図るとしている。

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