登米古宿で農地整備 東松島の排水機場改築 22年度から新規調査(宮城県東部振興)

[2021/1/14 宮城版]
 県東部地方振興事務所は、2022年度から3地区で新規に計画調査を進める。1地区は登米市迫町北方古宿地区で農地整備を計画。別の1地区は東松島市の深谷地区で上区排水機場を改築する。もう1地区は東松島市の新田・西福田地区で新田・西福田排水機場のポンプ設備や電気設備などを更新する。深谷地区は23年度、古宿地区が24年度、新田・西福田地区が25年度の事業化を目指す。

 古宿地区の農地整備は、迫川流域の水田が対象で、面積が93ha。ここは昭和50年代の始めにほ場整備が行われたものの、40年以上が経過して用水路や排水路が劣化しているほか、耕作道路もそれほど広くないため、新たに区画整理する。

 既存の水田は30アール区画だが、農地整備で1haを基本に大区画化する予定。コンクリートの用水路はパイプライン、排水路は排水フリュームに造り直すことを想定している。22~23年度で計画調査を進め、24~28年度の事業期間で区画整理する見通し。

 深谷地区の上区排水機場は、同地区の農地整備事業と一体的に再構築を検討していたが、農地整備とは別の水利施設等整備事業で改築することにした。現位置での改築ではなく、下流側の別の場所に建屋を設け、口径700mmが1台と同1000mmが2台のポンプを設置する見込み。計画排水量は毎秒4.05t。

 既存の上区排水機場は口径700mmと同900mmのポンプ2台が備わっており、排水能力が毎秒2.46t。整備されてからすでに60年近くが経っている。

 排水機場の改築に向けた計画調査に関しては、農地整備事業で基本計画や排水解析を行った経緯があるため、22年度の単年度で実施し、23年度から5カ年で事業を進める見通し。27年度までの完了が目標だ。

 改築の基本設計業務はサトー技建(仙台市若林区)、排水解析は三祐コンサルタンツ(仙台支店・仙台市青葉区)が担当した。

 深谷地区の農地整備に関しては、受益面積が124.1haの東地区と、同275haの西地区に分かれており、東が本年度に事業化され、西が22年度の事業化を予定している。

 新田・西福田排水機場は、ストックマネジメント事業でポンプ設備などを入れ替える。既存のポンプは口径が700mmと600mmと450mmで計3台。排水能力は毎秒2.1t。設置されてから20年以上が経過している。現時点で能力アップは考えていない。

 計画では22~24年度の3カ年で計画調査を進め、25~28年度の4カ年で事業を実施する目標を立てている。

 なお、新田・西福田排水機場が利用されている下福田・新田地区では、88.8haの農地整備に向けた計画調査を進めている段階で、23年度の事業化を目指している。

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