野球場を2カ年で建設 第二給食センターの増強へ設計(真岡市予算案)

[2022/2/11 栃木版]

 真岡市は10日までに、2022年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比0.9%増の341億円で、このうち普通建設事業費は、事業者を選定した複合交流拠点施設整備運営事業などの影響で16.3%増の37億5174万円となっている。主な建設事業は、道路整備のほか合葬墓地整備設計、井頭地区や中心市街地の活性化事業、第二学校給食センター増強調査・設計、硬式兼軟式野球場の整備などを挙げている。寺内地区で計画している新産業団地については、道路整備などの造成事業を進めていく。 =2面に主要事業と予算額

 一般会計の新規事業は、合葬墓地整備に向けた実施設計に784万円を計上した。また、都市計画マスタープランの策定に959万円を配分している。

 継続事業をみると、井頭周辺活性化事業に1405万円を計上。井頭公園を核に観光ゾーンとして活性化を図るため、南側エリアで事業を推進していく。

 中心市街地リノベーション事業では、基本計画策定に102万円を配分。同事業における荒町・田町地区の都市計画道路中郷八木岡線の拡幅では、測量や調査で658万円を予算化した。

 道路は、道路補修工事に9742万円、橋梁長寿命化補修工事に7640万円を配分。道路新設改良事業には4億6634万円を計上し、市道275号線の整備などを進めていく。市道113号線の改良工事などを行う産業団地道路整備事業には、3億0110万円を計上した。

 3期工事を進めている総合運動公園では、9億7093万円を計上して硬式兼軟式野球場の整備に着手する。野球場は2カ年事業で整備して、24年秋の供用開始を目指す。学校給食センターは、業務に着手した第一の実施設計のほか、第二でも調理能力の増強に向け、整備調査・設計で550万円を配分する。

 特別会計は、産業団地整備事業が41.6%減の9億9951万円を計上した。寺内地区の22.6haを対象に、新しく真岡第1工業団地南地区を整備するため、宅地造成や道路築造などを実施する。一般会計の産業団地整備事業でも1381万円を計上し、管渠施設や緑地などの実施設計を実施する。

 水道事業会計は、資本的支出が11億1663万円で13.9%増加した。配水管布設、石法寺浄水場や荒町浄水場の整備などの配水設備拡張事業には5億99262万円、配水管改良工事・実施設計や浄水場・配水場の設備更新工事などの配水設備改良事業には1億2877万円を配分する。

 公共下水道事業会計は、公共下水道の資本的支出が12.3%減の11億8517万円となり、このうち管渠建設事業に1億9678万円を配分して汚水管整備、全体計画や事業計画の見直しなどを行う。農業集落排水事業の資本的支出は、9.1%増の2億5808万円で、ポンプ更新などの工事を行う。

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