千葉県内工事69件発注 WTO対象は6件(関東整備局)

[2022/4/1 千葉版]
 関東地方整備局は1日、2022年度の発注予定を公表する。千葉県内工事では、千葉国道事務所など9事務所が69件を発注する方針だ。このうち政府調達協定(WTO)対象案件は6件。圏央道で神崎PA改良工事や橋梁の上部工事、国道357号塩浜立体で海側橋梁の上部工事を計画している。

 事務所別の内訳をみると、千葉国道事務所が29件で最も多い。常総国道事務所が14件、利根川下流河川事務所が8件、首都国道事務所が6件、江戸川河川事務所と東京第二営繕事務所が各4件、関東技術事務所が2件、霞ケ浦河川事務所と利根川上流河川事務所が各1件と続く。

 入札方式別では、一般競争入札(WTO対象)が6件、一般競争入札が37件、一般競争入札(拡大)が7件、公募型指名競争入札が19件。四半期別では、第1が21件、第2が35件、第3が7件、第4が6件となっている。

 WTO対象案件をみると、発注規模が15億円から30億円未満は、常総国道事務所が発注する圏央道神崎PA改良工事2件。神崎町松崎地区で盛土工や地盤改良工、擁壁工、函渠工などを計画している。第2四半期に発注し、工期は18カ月を見込んでいる。

 発注規模が10億円から20億円未満は、圏央道の尾羽根川橋上部工事(成田市芝)と芝高架橋上部工事(同)、国道357号塩浜立体の海側橋梁他上部その1工事(浦安市美浜)と海側橋梁他上部その2工事(市川市塩浜)の4件となっている。

 一般競争入札で発注規模が4億5000万円から6億8000万円未満は、利根川下流河川事務所が発注する利根川右岸笹本排水樋管新設工事。銚子市笹本町で樋管を新設する工事で、工期は15カ月を想定している。

 3億円から4億5000万円未満では、常総国道事務所が圏央道関連工事を8件、利根川上流河川事務所が目吹河川防災ステーション整備工事、利根川下流河川事務所が排水樋管新設工事2件、江戸川河川事務所が野田市岩名地区の堤防整備工事、首都国道事務所が国道357号塩浜立体の山側擁壁工事を計画している。

建設コンサル
関連業務29件

 同整備局は、県内で建設コンサルタント関連業務29件を委託する予定だ。事務所別の内訳は千葉国道事務所が14件、利根川下流河川事務所が7件、江戸川河川事務所と首都国道事務所が各3件、関東技術事務所と東京第二営繕事務所が各1件となっている。

 千葉国道事務所は管内の橋梁耐震補強補修設計、利根川下流河川事務所は銚子市松岸地区の築堤詳細設計、首都国道事務所は北千葉道路(市川・松戸)の用地アセスメント調査などを委託する予定だ(詳細は関東地方整備局の入札情報サービスを参照)

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