道の駅を機能強化へ アクセス道路やバスタ検討(千葉国道)

[2022/4/22 千葉版]
 国土交通省千葉国道事務所は22日、「R4千葉国道管内道の駅機能強化等検討F9業務」について、簡易公募型プロポーザルの手続きを開始する。八千代市の「やちよ」で国道16号からのアクセス道路、南房総市の「とみうら」周辺で集約型公共交通ターミナル(バスタ)などの整備を検討していく。

 「道の駅」は整備方法として、道路管理者と市町村長などで整備する「一体型」と、市町村で全て整備する「単独型」がある。道の駅「やちよ」は一体型となっているため、直轄で国道からのアクセス道路や駐車場、トイレなどを整備することができる。同業務では、整備することが望ましい箇所の検討を進める。

 八千代市は「防災道の駅やちよ整備検討会」(会長・宇於﨑勝也日本大学理工学部教授)を設置し、3月に整備計画案をとりまとめた。国にアクセス道路や駐車場拡張の新規事業化を要望する方針が盛り込まれている。

 道の駅「とみうら」では、国道127号を挟んだ反対側の高速バスロータリーや駐車場などを対象に、乗り換えや利便性、利用状況などを考慮し、集約型公共交通ターミナルの整備を検討する。整備方針案と事業計画案をとりまとめる考えだ。

 県広域道路交通ビジョン・計画では、富津館山道路の富浦インターチェンジ周辺で、「バスタプロジェクト」の検討を進めていく方向性が示されている。

 プロポの参加資格として、関東地方整備局(港湾空港関係を除く)の21・22年度「土木関係建設コンサルタント業務」に関する一般競争(指名競争)参加資格があることや業務実績などを求める。5月17日まで参加表明書、6月6日まで技術提案書をそれぞれ受け付ける。

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