地区センターを大規模改修 年内に3カ所の設計委託(宮城県 東松島市)

[2022/7/13 宮城版]

 東松島市は、道地地区と大塩地区、赤井北地区の学習等供用施設(地区センター)を大規模改修するため、年内に設計業務を委託し、2024年度に道地と大塩、25年度に北赤井の工事を発注する予定だ。
 本年度は設計業務委託費として、当初予算で道地に630万円、大塩に560万円、6月補正予算で北赤井に530万円を計上。道地の同業務は6月24日に指名競争入札を開札し、マド建築綜合設計(仙台市青葉区)が460万円で落札。残り2地区の同業務は月内に別途入札発注する見通し。

 道地地区センターは、所在地が矢本字三間堀14で、敷地面積が2672平方m。建物はRC造平屋210平方mの規模で、1985年に建てられた。敷地内には駐車場のほか、消防団のポンプ置場が設けられているものの、こちらは大規模改修の対象外。

 大塩地区は名称が表地区センターで、所在地が大塩字樋ノ口25。敷地面積は2575平方m。建物はRC造平屋378平方mの規模。1978年に建設された。

 北赤井地区は名称が中区地区センターで、所在地が赤井字寺67-2。敷地面積は2161平方m。建物はRC造平屋338平方mの規模。1983年に建てられた。

 各センターとも集会室、休養室(和室)、保育室、研修室(調理室)、トイレなどが設けられている。大規模改修では屋上防水、トイレと内装の改修、建具の補修などを行う予定。防衛省の補助金を活用して大塩は24年度、道地は年度をまたいで25年度、北赤井は25年度の完成を目指す。

 本年度に関しては、大曲地区学習等供用施設(大曲地区センター)の大規模改修工事を発注するほか、南赤井地区学習等供用施設(南区西地区センター)と、小松地区学習等供用施設(沢田・前里地区センター)の大規模改修工事に向けた設計を昨年度からの繰り越しでとりまとめる。

 大曲地区センターは、所在地が大曲字筒場65-1で、建物がRC造平屋341平方mの規模。大規模改修工事は第2四半期に一般競争入札(総合評価)で発注する予定。工期は10月1日~23年5月31日の8カ月を想定している。

 工事では屋上防水、トイレと内装の改修、エアコンの導入、スロープの設置、建具の補修などを行う見込み。当初予算では工事費と工事監理業務委託費に限度額1億3930万円の債務負担を設定した。期間は22~23年度。大規模改修の設計はマド建築綜合設計が作成した。

 南赤井は所在地が赤井字川前3-153-15で、敷地面積が1924平方m、建物がRC造平屋366平方mの規模。小松は所在地が小松沢田前55-1で、敷地面積が1898平方m、建物がRC造平屋336平方mの規模。

 大規模改修の設計業務は南赤井が楠山設計(仙台市青葉区)、小松がSUN総合(同)に委託した。工事は23年度に発注し、小松が同年度内、南赤井が年度をまたいで24年度の完成を目指す。

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