9月にもプロポ公告 新焼却施設整備へ調査(松戸市)

[2022/7/23 千葉版]

 松戸市は、新焼却施設の整備に向けて、高柳のクリーンセンター跡地に建て替えることを念頭に、環境アセスメントやPFI等導入可能性調査に着手する。委託事業者の選定に向け、公募型プロポーザルを9月にも公告、12月のプレゼンと審査を経て2023年1月に契約することを想定。6月の補正予算には22~26年度の5カ年で限度額2億3966万円の債務負担行為を設定している。履行期間は27年3月末まで。

 業務内容(実施年度)は▽各種調査(23年度)▽施設整備調査(23~24年度)▽PFI等導入可能性調査(同)▽環境影響評価(23~26年度)──。

 このうち、各種調査では、測量や地質、地歴、ダイオキシン類・アスベスト調査を、施設整備調査では、施設規模や処理方式、建築概要などを取りまとめる。PFI等導入可能性調査では、民間活用の可能性など市場調査を実施、事業方式を選定する。

 委託事業者の選定に向けて、5人のメンバーからなるプロポーザル選考委員会を設置、現在、募集内容の審査を進めている。

 市では、ごみ処理広域化の検討期間として21~22年度の2年間を想定していたが、将来的な他市との協力の余地を残しつつも、現時点では難しいと判断した。

 広域化の検討終了により、全体スケジュールも約1年程度早まり、基本設計を25年度、実施設計を26~28年度にまとめ、26年度から既存施設の解体を含む建設工事に着手。34年度の稼働を目指す。

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